北京
PM2.577
23/19
【ちょっと気になる】
共享員工(gòngxiǎng yuángōng)従業員シェアリング
特殊な時期に雇用が不足、あるいは過剰になることを防ぐために、異なる雇用主の間で余剰労働力をシェアするという新しい雇用モデルです。
本人の意思を尊重すること、各側の協議の上で行うこと、そして何より、シェア自體は営利目的でないという點が大きな特徴です。
これによって、労働力が過剰な企業と、逆に不足している企業、そして待機している従業員という三者の差し迫った狀況を同時に解決できるというものです。
この雇用モデルが初めて現れたのは、2020年、新型コロナウイルス感染症が拡大する中でした。感染対策として、大規模な人員の流動や集合が抑えられる中、フル稼働ができない労働力集中型企業では従業員が一部余剰していました。一方で、外出を自粛したために宅配便やデリバリーの需要が高まったことで、こうした配達員は不足しました。「共享員工」はこのような背景下で生まれました。
2021年は感染拡大防止のために、今いる場所で春節を過ごすことが呼びかけられ、例年のような帰省ラッシュは見かけられなくなっています。一方で、鉄道會社ではそのために従業員の余剰が出ています。上海のある鉄道サービス會社は、30%から40%の従業員の段階的余剰が出ていて、従業員は収入減に悩んでいました。一方、ある電子業界の企業は春季の生産拡大によって、雇用不足が出ています。業界が異なりますが、3日間のトレーニングを経て、テストに合格した人が持ち場に就くようになりました。これで、問題の解決になりました。
「共享員工」という応急の従業員シェアリングモデルは、今後、國、社會、企業、個人の多者協力によるウインウインの新しい雇用モデルとして整備されていくでしょう。
【キーワード】
蝶變(diébiàn)と蛻變(tuìbiàn) 変化する 変質する
〈意味〉
「蝶變」は蝶點の幼蟲が蛹(さなぎ)を経て成蟲へ変化する過程を指します。
「蛻變」はそもそもはセミが殻を脫ぐ過程を指しますが、転じて、人や物事が質的な変化を起こすという意味になります。
道教では、物事が一つの狀態から異なる狀態に変わる、しかも、両者の間に明らかな対比関係があることの喩えに使われます。苦難から再生し、様點な経験により磨かれ強くなることが「蛻變」で、「蝶變」のように平凡なものが輝くようになることも「蛻變」とも言えます。
〈使い方〉
闖出新天地 “中國製造”在創新開放中轉型蝶變
(新しい道を切り開け メイド・イン・チャイナはイノベーションと開放の中で変化する)
https://news.cctv.com/2020/08/21/ARTIGWN652PuuOzECmkXTRVS200821.shtml
深圳的“史詩級”蝶變:從小漁村到國際創新之城
(深圳の敘事詩レベルの変化 小さな漁村から國際イノベーション都市へ)
https://jingji.cctv.com/2020/08/26/ARTIa6csjC0pubuUTK4khdrm200826.shtml
老廠房變身“網紅”打卡地,北京城市副中心的這個小鎮華麗蛻變
(かつての作業場が人気スポットへ 北京副都心の小さな町が見事に変身)
https://news.cctv.com/2020/12/17/ARTIERdcuxDUsoGMVViY21nA201217.shtml
四連勝!昔日冠軍殺回來了,四年時間完成蛻變
(四連勝!かつてのチャンピオンの反撃 4年間で大変身)
https://sports.cctv.com/2020/12/17/ARTI5mMq9g6ly0DbXFGXJnt3201217.shtml