北京
PM2.577
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外交部の趙立堅報道官は15日の定例記者會見で、米國がアフガニスタンからの米軍全面撤退の決定を「中國の挑戦への対応」と結びつける発言をしたことについて、「中米間の相互信頼を損なうものだ」とコメントしました。
報道によりますと、米國のバイデン大統領は14日、5月1日からアフガニスタン駐留軍の撤収を開始し、9月11日までに2500名全員を撤退させると表明しました。さらに、「アフガニスタンからの撤退は、中國との競爭などを含む脅威と課題に力と資源を集中するためのものでもある」と語りました。
これに対し、趙報道官は「この発言は一部の人間の陰気な心理と、根深い冷戦思考、ゼロサム思考を反映するもので、中米両國の國際的、地域的問題における協調と協力を妨げる」と述べました。また、「アフガニスタン問題を政治的に解決し、アフガニスタンの平和安定を早期に実現し、テロリズムに打撃を與えることは中米を含む関係各國の共通利益に合致し、國際社會があまねく期待していることだ」とし、中國は引き続き関係各方面と意思疎通を保ち、アフガニスタンの長期的な社會の安定が早期に実現するために建設的な役割を果たしていきたいとの考えを示しました。(洋、坂下)