北京
PM2.577
23/19
このところ、日本の福島原発の事故汚染水の海洋への排出問題について、広範な社會大衆が関心を持つようになりました。中國生態環境部國家核安全局の関係責任者は19日、「日本政府が、自國民と國際社會に対する責任ある態度に基づいて、各種の安全処理手段と排出経路についてさらに深い研究や論証を行い、全面的かつ速やかに情報を開示し、利害関係者と十分に協議した後、慎重に政策決定を行うよう希望する。生態環境部は事態の推移を密接に追跡し、海洋生態環境に及ぼす可能性のある影響を真摯(しんし)に評価し、海洋放射線環境のモニタリングを強化し、中國の海洋生態環境の安全を保障する」と表明しました。
同排出問題について、専門家の反応を見てみましょう。
生態環境部核・放射線安全センターの劉新華研究員は、「原子力発電所が正常に稼働する際の廃水は、工業生産水や地上排水などに由來し、最終的に非常に厳密に処理して排出される。福島原発事故の汚染水は、爐心からの冷卻水や爐心に入る雨水、地下水などだ。この(福島原発の)汚染水は、溶けた原子爐の爐心に直接接觸し、原子爐內部にあるすべて種類の原子核を含んでいる」とコメントしました。
中國原子力科學研究院の劉森林研究員は、「『國連海洋法條約』はいかなる當事國に対しても、すべての活動と引き起こされた危害が、自らコントロールできる範囲を超えてはならないと明確に定めている。日本政府が改めて回答し、新たな選択をすることを希望する」と述べました。(雲、鈴木)