北京
PM2.577
23/19
世界貿易機関(WTO)のンゴジ・オコンジョ=イウェアラ事務局長は19日、中國海南省ボアオで開催中のボアオ・アジアフォーラムで行われた「WTOの改革 方向とチャレンジ」と題するCEO円卓會議で、「新型コロナウイルス感染症による貿易制限は、ワクチン生産の過度な集中につながっている。世界各國が協力に力を入れ、多國間主義と多國間貿易體制を強化することが求められている」と指摘しました。
また、「コロナ禍からはっきり分かったのは、もし世界の公共財に問題が生じた場合、いかなる國も単獨で解決できないことだ。われわれは、協力のために最善を盡くさなければならない」と述べ、國際的な相互信頼を確立し、多國間主義と多國間貿易體制を強化していく必要性を強調しました。
なお、2月15日にWTO事務局長に任命されたイウェアラ氏は、WTO成立以來、女性として初の事務局長であり、アフリカ係として初の事務局長でもあります。(朱、島野)