【CRI時評】米國の人種的少數派が切望する正義の実現はまだ遠い

2021-04-22 11:39  CRI

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 米ミネソタ州で元警官のデレク・ショービン被告がアフリカ係男性のジョージ・フロイドさんの首を圧迫して死亡させた事件で、同州ヘネピン郡地裁での3週間に及ぶ裁判を経て、陪審は現地時間20日、ショービン被告に対し、三つの罪狀すべてについて有罪評決を下した。

 懲罰は事件に関與した警官が當然受けるべきものだ。バイデン米大統領は、有罪評決を受けて、米國の體系的な人種主義に歯止めをかける「大きな一歩」になると語ったが、今回の裁判について、ショービン被告に自らの犯罪の責任を負わせただけで、フロイドさんに正義をもたらさなかったとの見方が大勢だ。

 人種差別は、數世紀にわたる抑圧制度の下で、米國の骨の髄まで染み込んでおり、一つの裁判で取り除けるものではない。ニューヨーク・タイムズによると、ショービン被告の約3週間の公判の間だけでも、米國では警官が毎日3人以上を殺害し、被害者の半數以上がアフリカ係または中南米係だという。

 歴史的に、米國の制度と構造の一部となっている白人至上主義は、米國の人種差別の禍根とみなされてきた。米國の學者エイドリアン・マリー・ブラウン氏は、著書「Emergent Strategy」で、「私たちは想像の戦いの中にいる。多くの黒人が死んだのは、白人の想像の中で危険だったからだ」と述べている。

 フロイドさんの家族の弁護士は、「アフリカ係米國人は槍か剣しか手に入らない。より必要なのは盾だ」と述べている。まさにその通りで、米國の急務は骨を削って傷を癒やすような改革であり、そうして初めて人種的少數派により多くの盾を與えられる。そうでなければ、いわゆる人権や平等などは単なる空の政治スローガンだ。

 この意味において、フロイドさん死亡事件の評決は、米國の人種主義を粉飾する薬や米國の政治家のパフォーマンスのためのカードとなるべきではなく、頭を覚ます薬となるべきだ。バイデン氏は、「體系的な人種主義は米國の魂の汚點だ」と語った。汚點を一つの裁判で洗い落とすことは不可能だ。米國の人種的少數派が切望する正義の実現はまだ遠い。(CRI論説員)

 

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