北京
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23/19
ロイター通信の13日付の報道によりますと、米國スタンフォード大學の教授177人は現地時間13日、公開書簡を発表し、米國の大學で「中國のスパイ」を探すのをやめるよう米司法省に求めました。その上で司法省と人権組織に対して、トランプ政権が発動した「チャイナ・イニシアチブ(China Initiative)」を停止するよう促しました。
報道によりますと、公開書簡に署名した教授らは、「チャイナ・イニシアチブ」は米國の研究と技術競爭力を損なっていると認めています。教授らは、「『チャイナ・イニシアチブ』で學術界の研究関係者に対する米國政府の調查と起訴は明らかに増加した。うち、大多數の案件は知的財産権竊盜または科學、経済スパイ活動とは関係がない。『チャイナ・イニシアチブ』は経済スパイ活動を取り締まると宣伝し、アジア係、特に中國係科學者、研究者に対して大規模な調查を行っている。直ちに停止すべきだ」との見解を示しました。
公開書簡の組織者であるスタンフォード大學物理學者のスティーブン・キベルソン氏は、「『チャイナ・イニシアチブ』は、技術の面で米國の優勢維持に役立たないどころか、科學分野での先頭の地位を損なう恐れもある」と述べました。(玉華、淺野)