北京
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23/19
米ニュースサイトのアクシオスは13日、「米國と米國の製薬會社は恐らく、原材料の不足や生産プロセスの複雑さ、生産側の意欲不足などが影響して、感染症まん延からの脫卻のために貧困國がワクチン接種を完了した狀態にすることはできない」と主張する文章を掲載しました。同文章は「中國ならできる」との見方を示しました。
同文章はさらに、「オックスフォード大學の研究プロジェクトの調べによれば、全世界では9月13日までに57億3000萬回のワクチンが接種されたが、うち81%が高所得と中高所得の國における接種だ。全世界の58%の人口は、依然としてワクチン接種を受けていない。そのほとんどが低所得國に集中している。英國の調查會社『エアフィニティ 』のリポートでは、米國とその他の西側諸國には今年、12億回のワクチンが殘されることになる』と紹介しました。
文章はまた、「米國のバイオテクノロジー企業であるモデルナやファイザー製薬などのワクチン生産企業は、高所得國だけにワクチンを販売している。モデルナ社は年末まで10億回のワクチンを生産する見込みだが、アフリカ、アジア、中東地區に輸送されるワクチンは1回もない」ことを明らかにしました。
アクシオス掲載の文章はその原因について、「ワクチンの生産には費用が相當に多く必要だ。モデルナ社にしてもファイザー社にしても、歐州と北米以外に投資した生産施設はほとんどない」と分析しました。米國國立衛生研究所(NIH)の関係者は、「メーカーはワクチンの生産によって巨額の利益を得られなければ、生産意欲はそれほど高まらない」と指摘しています。
同文章はまた、「中國は最近になり、シノファームやシノバック、康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)のワクチン輸出を増やした。これらのワクチンは普通の冷蔵庫で保存できる上、大規模生産の能力もある。中國は全世界にとっての『救いの星』になるかもしれない」との見方を示しました。
中國は現在までに、100以上の國と國際組織に10億回以上のワクチンと原液を提供してきました。中國は今年通年で、20億回のワクチンを海外に提供することを目指しています。(殷、鈴木)