北京
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中國政府が支援したシノファーム製ワクチンがこのほどフィリピンの首都マニラに到著。 撮影:烏馬利(新華社)
中國はこれまでに100以上の國と國際機関に10億回分のワクチンと原液を提供し、年間で20億回分のワクチンを提供するために努力しています。習近平國家主席は9日、北京でブラジル、ロシア、インド、中國、南アフリカの新興5カ國からなるブリックス(BRICS)第13回サミットに出席し、談話を発表した際、「COVAXファシリティ」に1億ドルを寄付した上で、さらに年內に発展途上國に対して1億回分のワクチンを提供することを明らかにしました。
中國はこれまで一貫して「COVAXファシリティ」を積極的に支援し、発展途上國の新型コロナワクチンへのアクセシビリティーと価格面の負擔の軽減に盡力してきました。今年の上半期、シノファーム(中國國家醫薬集団)、シノバック・バイオテック(科興控股生物技術)が世界保健機関(WHO)から緊急使用の認証を受けた後、関係各社はいち早く生産調整を行い、世界ワクチン免疫同盟(GAVIアライアンス) と積極的に協議すると共に、今年7月に「COVAXファシリティ」の調達リストに組み入れられました。雙方の協議により、2社は10月末までに「COVAXファシリティ」に1億1000萬回分のワクチンを提供することになります。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、中國は東南アジア諸國連合(ASEAN)國家に1億9000萬回分あまりのワクチンを提供すると共に、緊急に必要な大量の防疫物資を援助しました。雙方は既に中國‐ASEAN公共衛生協力イニシアティブを立ち上げ、「中國‐ASEANワクチンの友」プラットフォームを整備して、ワクチンに関する政策上の意思疎通と情報共有を促進してきました。
中國は対外的なワクチン提供のほかに、ワクチンの他國での現地生産実現を積極的に推進しています。中國のワクチン製造企業は既にアラブ首長國連邦、エジプト、インドネシアなどの國で共同生産を開始しています。