【CRI時評】背後から刺す米國が英國とオーストラリアを売り払わないとは限らない

2021-09-18 10:30  CRI

【CRI時評】背後から刺す米國が英國とオーストラリアを売り払わないとは限らない

 フランスは本來9月17日に米國とチェサピーク灣の海戦240週年を祝うはずだった。240年前のこの海戦は米國獨立戦爭の中でもキーポイントとなる戦いで、フランス軍が英國軍の海上補給路を絶ったことにより、ついには英國軍が米仏連合軍に投降するとともに米國に獨立をもたらした。

 だが、9月16日、米・英・オーストラリア三國は突然、インド太平洋地域の平和と安定維持に向けた新たな安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」の立ち上げを宣言するとともに、中國に対抗する狙いで原子力潛水艦に関する技術供與と原潛建造協議に調印した。この結果、フランスとオーストラリアが結んでいた巨額の潛水艦開発契約は水泡に帰し、怒り心頭に発したフランスは、元點決められていた祝賀活動を取り消したのだ。

 フランスの憤りは、米國の同盟國に対する背信行為の黒歴史に新たなページを加えたに過ぎない。長年にわたって歐州の政府要人に対する大がかりな盜聴を行い、新型コロナウイルス感染症の発生後は歐州の感染症対策物資を橫取りし、さらにはアフガニスタンからの撤兵に際しては同盟國に一切配慮せず、至る所で徒黨を組む米國は、実際に同盟國に苦汁をなめさせている。橫暴な「アメリカ・ファースト」の考えの下で、米國は同盟國を自らの政治的利益を図るための道具と見なしており、そのために米國の作り上げた同盟國の體制はますます緩んだものになっている。

 英國とオーストラリア両國が考えねばならないのは、米國という、何度も信義に背いてきた同盟國に対して、自國の利益のために火中の栗を拾う価値があるのかどうかということだ。米國は核兵器保有國として、英國とつるんでオーストラリアのような非核保有國が軍事的な核技術を持つことに公然と手を貸すのは赤裸點な核拡散行為であり、朝鮮半島の核問題やイランの核問題などのホットな問題の解決に対して深刻なマイナスの影響をもたらし、國際的な平和と安全を害する。

 米國のような友人がいれば、他にまだ敵が必要か?-歐州理事會のドナルド・トゥスク前議長のこの警告は既に無數の事実によって証明されている。英國とオーストラリアがもしそれを忘れるなら、必ず悲しい結末を迎えるだろう。(CRI論説員)

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