【CRI時評】民主は特許でも、飾り物でもない

2021-09-24 13:45  CRI

【CRI時評】民主は特許でも、飾り物でもない

 「民主はどの國の特許でもなく、各國人民の権利だ」。21日の第76回國連総會の一般討論における中國の習近平國家主席のこの論述は、世界が深く考え、交流・探究するに値する。人點は西側の一部政治家が仕掛けた「民主対専制」の言葉のわなに掛かってはならず、「反中」を「民主」の擁護だと勘違いして世界を危険なイデオロギーの対抗と人為的に作られた分裂の中に追いやってはならない。

 古代ギリシャ発祥の民主という言葉の本義は「人民による統治」「主権は民にあり」だ。西側、特に米國は強大な経済、軍事力によって世界の民主政治の発言権掌握を企て、民主を「『1人1票』+『多黨制』」に簡素化し、合致するものを「民主國家」、合致しないものを「専制國家」とした。

 中國と西側の関係を「民主対専制」と喧伝するこうしたやり方はそれ自體が民主的ではない。米國に「民主」を一方的に定義し、獨佔的に享受する資格はなく、自らの基準を人に無理やり押しつける資格などなおさら持たない。どの國にも、自國の國情に合った、民意を代表して人民に幸福をもたらす民主制度を選択する権利があるのだ。

 中國で人民は民主の核心であり、これは一種の「全プロセス人民民主」だ。あらゆる重要な立法政策決定は全て手続きに基づき、民主的な調整を経て、科學的な決定、民主的な決定を通じて生まれる。中國の公職者は誠心誠意、全力で人民に盡くすことを確保するため、幾重もの選別を受け、鍛錬の積み重ねに取り組まねばならない。米ハーバード・ケネディスクールが10年連続で行った世論調查によると、中國共産黨政権に対する中國國民の満足度は毎年90%以上を維持している。

 民主は飾り物ではなく、役に立つことが重要だ。14億の中國人を絶対的貧困から脫卻させたことから、世界で率先して新型コロナウイルスの流行を抑え込んだことまで、さらには世界の経済成長への中國の貢獻率が長年にわたって30%を超えたことまで、中國式民主が示したガバナンスの効果は世界を驚嘆させた。仏レギュラシオン理論創始者のミシェル・アグリエッタ氏は、「中國による國民の幸福の絶え間ない増進は民主だ」と指摘した。

 一方、米議會では顔を紅潮させての言い爭い、進展のない議案がたびたび見られる。新型コロナの深刻な衝撃に直面しても、両黨は依然足を引っ張り合って國家救済法案の難産を引き起こした。このような「ゲームデモクラシー」「マネーデモクラシー」がどのようなガバナンス効果に転化できるというのだろうか。

 米キャピトル・ヒルが大統領選の結果で衝撃を受けたことから、米國の新型コロナによる死者數が1918年のインフルエンザ流行時を超えたことまで、さらには米國の富裕層が危機に乗じて私腹を肥やし、貧富の格差が拡大したことまで、米國政府のガバナンスの失敗は「世界の民主の燈臺」の光の輪を徹底的に衰えさせた。世界はここから見極めている。米國式民主の本質は、まさにノーベル経済學賞を受賞したジョセフ・スティグリッツ氏が表現したような、「1%の人が所有し、1%の人が統治し、1%の人が享受する」ものなのだと。(CRI論説員)

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