「理想は中國を照らす」

2021-12-20 18:19  CRI

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「理想は中國を照らす」

 中國共産黨創立100年を記念して製作された40話連続ドキュメンタリー「理想照耀中國(理想は中國を照らす)」が今、CCTVで放送されています。この連続ドキュメンタリーは過去100年にあったさまざまな出來事や、歴史的な瞬間を切り取り、40話で構成されています。今回の中國メロディ─はこの40回の特別シリーズの中から選りすぐりの物語3話と歌をご紹介します。中國共産黨が百年の風雨を乗り越え、世界最大黨に成長した背景にある物語を探ってみましょう!

   「真理の味」

 連続ドキュメンタリー「理想は中國を照らす」の第1話「真理の味」は、言語學者の陳望道氏が「共産黨宣言」を初めて中國語に訳した背後にある物語を描いています。
 1920年、夜明け前の暗い中國社會の中では、底辺でもがいている庶民と封建的な足かせと重圧を受けている女性が隨所に見られ、多くの愛國青年は中國の未來の活路を見つけることができないために苦痛とためらいを感じていました。
日本留學から帰ってきたばかりの陳望道氏は「君は夢の中のあの小道は、光もなく、終わりもないと言っていたね。しかし、この本の中で僕はやっと希望の道を見つけたんだ」と親友に言いました。陳望道氏が言っている本とは「共産黨宣言」のことです。
 「共産黨宣言」の初の中國語翻訳者である陳望道氏は、松明を掲げるように、暗闇の中で方向性を見つけられずに苦しんでいる人點に明るい進路を照らし、多くの先進分子に革命事業に身を投じるよう激勵しました。

「守護」

「理想は中國を照らす」の第2話「守護」は、中國共産黨初期黨員の張人亜氏が父親に頼んで、共産黨の重要文書を20年間秘密裏に保存していたという物語です。
 1927年、上海で共産黨員を大量虐殺した「四・一二」事件が勃発すると、中國の革命事業は大きな打撃を受け、一時スランプに陥りました。ある日、久しぶりに故郷に帰ってきた張人亜氏は慌ただしく実家に帰り、血のついた麻布のかばんをこっそり父に渡し、大切に保管してもらいました。張氏は父との別れ際、「私を信じてください。私たちの理想は必ず実現される、赤い中國は必ず実現される」という言葉を殘しました。それ以來、張人亜氏は二度と帰ってきませんでした。
 張氏の父親は息子の生死がわからない20年の間、敵の搜索から逃れ、息子から託された文書を保管しようと必死になったあげく、ついには息子の偽の墓を作って20年間、そこに文書を隠していました。命をかけて守ってきたその重要な文獻は1949年に新中國が成立して初めて、新政府に渡されました。これらの文獻の中には、中國に現存する最古の「共産黨宣言」の中國語訳も含まれています。


「歌おう祖國を」

 「理想は中國を照らす」で最もインパクトがあるのは第5話「歌唱祖國(歌おう祖國を)」です。1950年、新中國が成立して1週年を迎えたばかりの時、31歳の青年作曲家王莘は天津から出張で北京に來て、天安門広場で國慶節の行事のリハーサルをしている合唱団の子供たちに出會い、楽しく交流しています。別れを惜しむうちに、王莘は國慶節の祝典で行進しながら歌える合唱の歌を必ず作ると、子供たちに約束しました。
 子供たちが去った後、めでたい雰囲気の天安門広場と風にはためく國旗の五星紅旗を眺めながら、王莘は成立間もない新中國に心から感激し、誇りに思いました。天津に帰る汽車の中で王莘は一気通貫で今も歌い継がれる「歌唱祖國(歌おう祖國を)」の詞と曲を書き上げました。発表後、全國の人點に愛され、中國の「第2の國歌」とまで言われています。
 2008年北京オリンピックの開會式では、9歳の子供歌手・林妙可ちゃんが五輪の舞臺で純真な子供の聲でこの「歌おう祖國を」を歌い、五輪史上に素晴らしい瞬間を殘しました!

番組の中でお送りした曲

1曲目 理想(りそう)
40話連続ドキュメンタリー「理想照耀中國(理想は中國を照らす)」の主題歌「理想」は、多くの革命の先駆者たちが全力を盡くして革命の火種をまき、真理を追求する心の聲を歌っています。
この歌は、中國音楽界の多くの実力派ミュージシャンがコラボレーションした作品です。作曲家の小柯、ピアニストのラン・ラン、中華圏の10人の実力派歌手のコラボもこの曲に魅力を添えています。
歌詞:
振り向くと道ははるかに遠い
幾らかの深い足跡
見上げると道は長い
理想は依然として呼びかけている
見上げると道は長い
理想は前を照らし続ける

2曲目 光芒萬丈(萬丈の光)
「理想照耀中國(理想は中國を照らす)」の第2話「守護」のエンディングです。
歌詞:
どんなに長い道のりであっても
どんなに迷っても
光があなたや私に降り注ぐ
私のそばに立っている
たとえ私が異郷に眠っていたとしても
私は最も危険な方向に向かっている
私の胸で
銃剣と萬丈の光を迎え入れる

3曲目 歌唱祖國(歌おう祖國を)
作曲家王莘が子どもたちのために作り、多くの子どもたちが世界の舞臺で歌ったこの曲は中國の「第2の國歌」と言われました。
歌詞:
ひるがえるわが旗
五星の赤き旗
果てしなき野に山に
勝利の歌とどろく
讃えよ愛する祖國 限りなく栄えゆく
波立ち逆巻く
黃河・揚子江は流れゆく
美わしき大地 われら愛す祖國
鉄のごとき団結を
われらは強く守りぬく

ラジオ番組
10月29日放送分
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黃競