北京
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國家言語資源モニタリング・研究センターが発表した2021年の「“メディア”流行語トップ10」は2021年1月1日から11月末までの國內の大手新聞15紙と、12のテレビ、7つのラジオ局、そして2つのポータルサイトの言語資料から選ばれたもので、対象となる文字數は10億字以上。この膨大なソースから抽出されたキーワードを通して中國メディアが注目した話題を知りましょう。
No.1 建黨百年
2021年に中國共産黨は創立100週年を迎えました。2021年7月1日には、北京の天安門広場で中國共産黨設立100週年記念大會が行われました。また、2021年11月8日から11日まで開かれた中國共産黨第19期中央委員會第6回全體會議(第十九期六中全會)で「中國共産黨中央の黨の百年奮闘による重要成果と歴史経験に関する決議」が採択されたことも、世界的な話題となりました。
No.2 2020東京奧運會
2020東京オリンピック大會のこと。
2021年7月23日から8月8日まで日本の東京で開かれた第32回夏季オリンピック大會を指します。204の國や地域から1萬1669人の選手が參加し、史上初の観客のいないオリンピック大會となりました。
No.3 中國航天
中國の宇宙開発のこと。
中國初の火星探查機「天問1號」が5月15日、火星著陸に成功しました。6月17日に有人宇宙船「神舟12號」が無事に打ち上げられ、中國人宇宙飛行士3人が、宇宙ステーションのコアモジュール「天和」で3カ月間生活しました。10月14日には中國初の太陽探查科學技術試験衛星「羲和號」が打ち上げられました。そして10月16日には「神舟13號」が打ち上げられ、3人の宇宙飛行士が宇宙ステーションでの6カ月間の任務を開始しました。
No.4 雙碳
CO2排出ピークアウトとカーボンニュートラルを指します。
2021年3月、中國の習近平國家主席は中央財政経済委員會の第9回會議で「CO2排出ピークアウトとカーボンニュートラルを実現することは、広く深い社會體制改革である」として、2030年までにCO2排出のピークアウトを実現し、2060年までにカーボンニュートラルを実現するという目標を示しました。
No.5 疫苗接種
ワクチン接種のこと。
中國では2020年12月15日から、重點とされる人點へのワクチン接種が始まりました。2021年3月下旬からは全國民を対象とする無料接種がスタート。昨年末までに新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人の數は11億人を超えています。
No.6 雙減
直訳すると、2つの負擔軽減となりますが、これは、義務教育を受ける生徒の宿題と校外教育(學習塾など)という2つの負擔を軽減する政策のことを指しています。
No.7 北交所
「北京証券取引所」の略稱。
中國初の會社制証券取引所である北京証券取引所では、11月15日から取引が開始されました。
北京証券取引所新設の目的は中國國內の資本市場の機能の強化のほか、「共同富裕(ともに豊かになること)」に向けて、資金調達面で中小企業の成長を支えることとしています。
No.8 清朗行動
國家インターネット情報弁公室が2021年2月に「清朗・春節インターネット環境づくり」というキャンペーンをスタートしました。その一環として、5月8日に特別キャンペーンが実施され、報酬を受けることでネット掲示板などに書き込みをするサクラや、アルゴリズムの亂用、人気度のねつ造など、ネット上のルール違反が重點的に取り締まられました。規則正しく前向きなインターネット環境づくりを目的とするものです。
No.9 疫苗援助
ワクチン援助。
2021年2月、中國は新型コロナウイルスワクチンの公平分配のための國際枠組み「COVAX(コバックス)」に參加し、1000萬回分のワクチンを、主に発展途上國に提供する約束をしました。昨年末までに106カ國と4つの國際組織に15億回分以上のワクチンを提供してきました。
No.10 生物多樣性條約
生物多様性條約第15回締約國會議(COP15)が10月12日から15日までオンライン形式と対面形式の併用で中國・昆明で開催されました。習近平國家主席は「中國は引き続き生態文明の構築を推進し、イノベーション、調和、エコ、開放、共有という新たな発展理念を斷固として貫き、美しい中國を建設していく」と表明しました。