北京
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中國自動車工業協會が18日発表したデータによりますと、2021年の自動車の生産臺數と販売臺數は共に2600萬台を超え、2018年から3年続いた前年割れが終わりました。自動車製造業の工業付加価値額も前年比で安定的な増加を維持し、伸び率は同期間の生産・販売を上回りました。
中國自動車工業協會が國家統計局のデータをまとめたところ、2021年の自動車製造業の工業付加価値額は前年比5.5%増で、伸び率は同期間の全國の一定規模(年間売上高2000萬元=約3億6000萬円)以上の工業企業をわずかに下回りました。2021年12月の伸び率はマイナスからプラスに転じて2.8%増となり、同年6月から続いていた前年同月割れが終わりました。
2021年最大の注目點は、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)を含む「新エネルギー車」の年間販売臺數が350萬台を超え、市場シェアが13.4%に上昇したことで、新エネ車市場が政策駆動型から市場駆動型に変わったことを物語っています。また、國際市場の回復や中國ブランドの競爭力向上などにより、長らく100萬台前後で足踏みしていた自動車輸出も好調で、4月以降何度も記録を更新し、年間輸出臺數は初めて200萬台を超えました。中國ブランドの自動車は、新エネルギーと輸出市場の上向きによる促進効果により、市場シェアが44%を超え、過去最高水準に接近しています。(閣、柳川)