北京
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北京冬季オリンピックでは、北京エリア、延慶エリア、張家口エリアの3つの競技エリアすべての試合會場でグリーン電力が用いられます。全試合會場の電力供給が100%グリーン電力でまかなわれるオリンピック大會は史上初です。
試合會場の照明、大會運営、交通などに供給される電気は張家口市の太陽光発電と風力発電によるもので、同市張北県のフレキシブル直流送電網プロジェクトと北京冬季オリンピックの広域的グリーン電力取引メカニズムの恩恵を受けています。
冬季オリンピック・パラリンピックの開催期間中に消費されるグリーン電力は計4億キロワット時となり、會期を通して標準炭12萬8000トンを節約し、二酸化炭素32萬トンの排出が削減できる見込みです。
なお、張北県のフレキシブル直流送電網の運用は冬季オリンピック後の北京市への供給にも貢獻し、北京市は新エネルギー電力消費の割合を大幅に高めることができます。この送電網は北京市に、同市の年間電気消費量の10分の1に當たる225億キロワット時を供給し、それにより毎年標準炭780萬トンが節約され、二酸化炭素2040萬トンの排出を削減できると見込まれています。(殷、謙)