【観察眼】刀を下げて新年のあいさつ、最期は板挾みの可能性

2022-01-24 19:24  CRI

【観察眼】刀を下げて新年のあいさつ、最期は板挾みの可能性

 日米両國首脳が最近ビデオ會談を行い、中國関連問題について緊密に協力して取り組むと述べた。會談ではまた、台灣、新疆、香港といった中國の內政や釣魚島、東海、南海など中日間の多くの敏感な問題についても話し合われた。

 両國首脳の會談は、自國の問題を論じないばかりか、他國の內政に荒っぽく幹渉したがり、そこかしこで他國を標的にし、他國の問題を論じ、さらには公然と他國の利益を損なっても構わないとさえ考えており、このような會談の魂膽は計り知れないと言うべきであり、警戒を高めざるを得ない。

 米國は近年、さまざまな場で絶えず中國を押さえつけ、「勝つか負けるか」のゼロサムゲームを行ってきた。さらには、イデオロギーで線引きをした小さな仲間の輪を作り、陣営間の対立をかき立て、分裂と対抗を生み出している。その態度と姿勢は既に十分に明確で、中國に対してどのような強硬な手段を取ろうとも、意外と感じる者はない。それにもかかわらず、最近の日本の少なからず度を超した挙動は中日の友好に期待を抱いている人點を傷つけている。今年は中日國交正常化50週年の記念すべき年だというのに、日本は自身を日米同盟という戦車に縛り付け、中國に対して「刀を下げて新年のあいさつに行く」という身勝手な思惑で、中米の間を泳ぎ回って利を得ようとしている。中國伝統の春節が間近で、真摯(しんし)にあいさつに來る者はもちろん歓迎するが、刀を忍ばせてくる者はお帰りいただいて結構なだけでなく、「豬八戒が鏡を見る,鏡の內も外も人ではない(板挾みになることの例え)」ということわざを進呈しよう。

 日本がいったいどんな度を超した行動をしたのかについては、これに関連したニュースを毎週のように各種メディアで見ることができるのでこれ以上多くは語らない。「中國に対して」、「中國に備える」、「中國を封じ込める」等點はここ最近日本のメディアが政府の対中姿勢を報道する際に普通に使われる言葉になっている。今回の日米両國首脳のビデオ會談に関する日本メディアの報道を例に取ると、これ以外にも「脅威」、「挑戦」、「圧力」などの敵対心を感じさせる言葉も頻繁に登場する。

 これらに対する在日本中國大使館の聲明に沿って言えば、日本が中國に関する問題についてマスコミを利用して頻繁に大點的に宣伝し、意図的に中國を中傷することは中日の四つの政治文書の精神に背き、両國の政治的相互信頼を損ない、中日関係の改善発展に対して深刻な障害をもたらしている。中國は日本側が誤った言動をただし、挑発とトラブルの発生を止め、両國関係がこれ以上の損害を被るのを避けるよう厳粛に促す。

 ある程度外交常識がある者なら、この発言はかなり本気であることが分かるだろう。「頻繁」とは、日本政府は何度もやり過ぎて既に度を超えており、中國としてはもはや許せないと言うことだ。「意図的」とは、これには目的があると言うことで、日本の一部の政治家が常點やっているように大聲で騒ぎ立てて目立とうとするのではなく、日本政府の対中國戦略の大方向から來る問題だということだ。「深刻に」「厳粛に」「さらに」とは問題の深刻さを意味しており、すぐにこれを止めなければ、雙方にとって好ましくない結果になるということだ。

 また「中日の四つの政治文書の精神に背き、両國の政治的相互信頼を損なう」ことに言及した言葉の意味は非常に重いものだ。週知のように、中日の四つの政治文書の精神は中日関係安定の礎であり、それが守られず、順守すべき約束が児戯に等しいと見なされるのであれば、「相互信頼」など有り得ない。そして「相互信頼」が無ければ、友人などというのは論外で、殘るのは際限のないけんかや言い爭い、さらには下心や一時的な衝動に駆られた外部の人間に扇動されて、毆り合いを始めるかもしれないのだ。もしそうなれば、當時、多くの人點の英知を結集しあらゆる苦労を盡くして中日國交正常化を実現した偉大な先人たちにとっては耐えられるものではない。

 ユニクロの創業者である柳井正氏は、米國は他者が中米のどちらか一方につくことを求めているが、自分の會社はこれには引っかからないと語ったことがある。これは実は日本企業を代表するスタンスであり、かつては中米という大國間の爭いの中で綱渡りをしてきた日本政府の立場でもあったが、最近の日本政府の言動を見ると、米國に協力し、中國を封じ込めようとする意図がますます露骨になってきている。

 現在、米國は既に日點強大化する中國に獨力で挑む力はなく、いわゆる「対中包囲網」の構築に躍起になっている。日本がそれにどこまで協力するのか、それは今後の行動次第である。(CRI日本語部論説員)

ラジオ番組
10月29日放送分
00:00:00/00:00:00
  • ハイウェイ北京<月曜日>の擔當者 劉叡琳_fororder_週一劉睿琳130
  • ハイウェイ北京<火曜日>の擔當者 王小燕&斉鵬_fororder_週二小燕齊鵬130
  • ハイウェイ北京<水曜日>の擔當者 謝東&劉非_fororder_週三謝東劉非130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の擔當者 劉叡&孟群_fororder_週四劉睿孟群130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の擔當者 任春生_fororder_週五任春生130
  • ハイウェイ北京<週末篇>_fororder_北京直通車週末篇
特集ダイジェスト
最新コラム
新華社_fororder_12日中友好協會_fororder_11人民網日本語版_fororder_10人民中國_fororder_9中國網日本語版_fororder_8東方網日本語版_fororder_7JAPAN online_fororder_5
UTYテレビ山梨_fororder_4中華網日本語版_fororder_3東方通信社_fororder_2中國百科検定_fororder_132959111934859451北京観光_fororder_1
張強