洋畫一色に染まった3月の中國映畫シーン。數點の話題作を押さえ1位に君臨したのは、『X-MEN』シリーズの人気キャラクター「ウルヴァリン」が主人公のスピンオフシリーズ第3弾『ローガン（中國題：金剛狼3：殊死一戦）』です。今作のキャンペーンのために主演のヒュー・ジャックマンとパトリック・スチュワートが北京を訪問するなど、「ウルヴァリン」フィーバーが全國を席巻中です！

　～作品紹介～

　【１位】ローガン（中國題：金剛狼3：殊死一戦）

　公開日：2017年3月3日

　監督：ジェームズ・マンゴールド

　主演：ヒュー・ジャックマン　パトリック・スチュワート　ボイド・ホルブルック　リチャード・E・グラント　ステファン・マーチャント

　「ウルヴァリン」シリーズ第3弾『ローガン（中國題：金剛狼3：殊死一戦）』が堂點の1位をゲット！『X-MEN』シリーズの映畫作品としては10作目にあたります。今作は年老いたウルヴァリンが、ミュータント存亡の危機を救うために傷つきながら突き進む姿を描くもので、監督は前作『ウルヴァリン：SAMURAI』と同様ジェームズ・マンゴールドが擔當しています。ウルヴァリン役はシリーズ通してヒュー・ジャックマンが演じていますが、今作で最後になるとされているため、ファンにとっては名殘惜しい1本にもなることでしょう。日本公開は2017年6月1日の予定。

　【２位】バイオハザード: ザ・ファイナル（中國題：生化危機：終章）

　公開日：2017年2月24日

　監督：ポール・W・S・アンダーソン

　主演：ミラ・ジョヴォヴィッチ　アリ・ラーター　ショーン・ロバーツ　ルビー・ローズ　オーエン・マッケン

　大人気ホラーアクションシリーズ『バイオハザード』が、遂に最終章を迎えました。日本のホラーアクションアドベンチャーゲームを原作とした実寫映畫版のシリーズ6作目に當たり、2012年公開の『バイオハザードV リトリビューション』から約4年振りの作品となります。今作では、人類最後の生存者となったアリスと、宿敵アンブレラ社が仕掛けるアンデッドとの最後の戦いが描かれます。日本では一足早く、2016年12月23日に公開されました。

　【３位】A Dog's Purpose（中國題：一條狗的使命）

　公開日：2017年3月3日

　監督：ラッセ・ハルストレム

　主演：デニス ・クエイド　ジョシュ・ギャッド　ブリット・ロバートソン　ペギー・リプトン　K・J・アパ

　犬好き必見の米映畫が中國で一般公開中。『ギルバート・グレイプ』、『ショコラ』のラッセ・ハルストレム監督による、『HACHI 約束の犬』以來のワンコ映畫で、一匹の犬がその一生を終え、別の犬としての新しい生命を受けて生まれ変わりを繰り返す中で、やがて全く別の犬として過去の飼い主に再會するという、犬たちの生命の循環を描く作品です。原作はW・ブルース・キャメロンの『野良犬トビーの愛すべき転生』。犬の聲を擔當するのは『アナと雪の女王』でオラフを演じたジョシュ・ギャッド。主演には『エデンより彼方に』や『オーロラの彼方へ』のデニス・クエイドや、『トゥモローランド』のブリット・ロバートソン、ペギー・リプトン、K・J・アパなどが起用されています。國産ワンコ映畫が多い日本ですが、本作の公開は未定となっています。

　【４位】アサシン・クリード（中國題：刺客信條）

　公開日：2017年2月24日

　監督：ジャスティン・カーゼル

　主演：マイケル・ファスベンダー　マリオン・コティヤール　ジェレミー・アイアンズ

　世界的なヒットを記録したステルスアクションゲーム「アサシン・クリード」シリーズを原案に、新たなキャラクターとストーリーで実寫映畫化したミステリーアクション。アサシンとして活躍した祖先の記憶を追體験させられる男が、「禁斷の果実」の秘密を求めて、ルネサンス期のスペインの歴史の闇に踏み入る物語です。主人公とその祖先の役をマイケル・ファスベンダーが演じるほか、マリオン・コティヤール、ジェレミー・アイアンズらが共演しています。日本公開は2017年3月3日の予定で、吹替え版の主役には話題の俳優、斎藤工が出演決定。

　【５位】xXx〈トリプルX〉:再起動（中國題：極限特工3：終極回帰）

　公開日：2017年2月10日

　監督：D・J・カルーソー

　主演：ヴィン・ディーゼル　甄子丹（ドニー・イェン）　トニー・ジャー　呉亦凡（クリス・ウー）

　型破りなシークレットエージェントの活躍を豪快に描く米スパイアクションの人気シリーズ『xXx〈トリプルX〉』の3作目が好評上映中！主演は『ワイルドスピード』シリーズのヴィン・ディーゼルが続投しているほか、中國市場を意識して、『イップ・マン』シリーズや『ローグ・ワン』などアクション作品で大活躍中の中國人俳優、甄子丹（ドニー・イェン）や、周星馳（チャウ・シンチー）プロデュースの新作で主演を務めた呉亦凡（クリス・ウー）も起用。日本公開は2017年2月24日。