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2017年BRICS映畫祭、6月に成都で開催

2017-05-02 16:11:02     cri    

 著しい経済発展を遂げているBRICS5カ國のブラジル、ロシア、インド、中國と南アフリカ。5カ國間は経済連攜だけでなく、昨年から文化でのつながりも強化する動きがあります。それが、5カ國の映畫作品をまとめて紹介するBRICS映畫祭。2016年にインドで初開催され、大きな注目を集めましたが、今年は6月23日から27日にかけて、2回目となる同映畫祭が中國四川省の成都市で開催されることが決まりました。

 今年はBRICS5カ國から30本以上が出品され、開會式と閉會式のほかに、映畫フォーラムや「國家テーマデー」などのイベントも予定されています。また、5カ國を代表する5人の監督が共同でメガホンを取る5カ國合作映畫『時間去哪児了』が會期中に初公開されることになりました。中國からは賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督がこの映畫の製作に參加するほか、中國の名監督、謝飛(シエ・フェイ)が今回の映畫祭審查委員會の議長を務めることも明らかになりました。

 今年はBRICSの「中國年」に當たり、中國は議長國も務めているため、この9月にアモイで第9回BRICS首脳會合も予定されており、6月のBRICS映畫祭は首脳會合の先行行事としても注目されています。映畫祭ではコンペティション部門も設けられており、5カ國の優秀作品は、最優秀作品賞、監督賞、男優・女優賞、審查委員會特別賞などをめぐって競い合うことになります。

 5カ國合作映畫『時間去哪児了』は、中國の賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督、ブラジルのウォルター・サレス監督、ロシアのアレクセイ・フェドルチェンコ監督、南アフリカのジャミルX.T.クベカ監督とインドのマドゥル・バンダールカル監督によるもので、5カ國を代表する名監督の強力タッグから生まれる名作として期待されています。同作品の製作計畫は5カ國の首脳が2016年にインドで會合した際に決定しました。


記者會見に出席する賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督

 このほど行われた2017年BRICS映畫祭の記者発表會には、賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督も駆けつけ挨拶しました。5カ國合作映畫『時間去哪児了』について、ジャ監督は「実話に基づいて5人の主人公を描いたオムニバス映畫だが、最終的に5つの物語が一つに合流する形になる。急成長を遂げているBRICS5カ國は似通う部分があり、同じく大きな課題に直面している。この映畫を通してこういった現実を伝えたい。5カ國の監督が知恵を共有し、お互いのぶつかり合いも面白いのではないか」とした上で、「同作の製作費は中國の投資がメインになっており、國際化と多元化を遂げている中國映畫界の最新動向を示すものにもなる」と述べました。

 また、ジャ監督は自身の映畫計畫について、山西省を舞臺に2人目の子供の出産を許される中國の新計畫出産政策にフォーカスしたショートムービー『逢春』を製作中だと発表しました。

 (ミン・イヒョウ、謙)

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