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2017年5月の映畫新作(一)

2017-05-02 16:54:47     cri    

 【國産編】

 麻煩家族(What a Wonderful Family)

 公開日:2017年5月11日

 監督:黃磊(ホァン・レイ)

 主演:黃磊(ホァン・レイ) 海清(ハイチン) 王迅(ワン・シュン)  李立群(リー・リチュン)

 人気俳優の黃磊(ホァン・レイ)がついに監督デビュー。その第1弾はなんと日本の巨匠・山田洋次監督が約20年ぶりに手がけた喜劇映畫『家族はつらいよ』(2016)の中國版リメイク。『家族はつらいよ』は山田監督の『東京家族』(2012)で一家を演じたキャスト陣が再結集し、熟年夫婦の離婚騒動をめぐって織り成される人間模様を描く作品でした。そのリメイクの話が持ち上がったのは、オリジナル版が完成した直後のこと。山田監督と親交の深い中國の映畫プロデューサー、顧暁東氏が來日した際、「家族の中で起こる騒動は萬國共通。各國バージョンがあったら面白いのでは」と語り合ったのがきっかけでした。山田監督の『家族はつらいよ』が2016年6月の第19回上海國際映畫祭で上映された際、中國の観客からも好評を受けたことから、顧氏はリメイクを決意。山田監督もオファーを快諾したため、製作が決まりました。

 中國版リメイクのタイトルは「麻煩家族」=厄介な家族。北京を舞臺に3世代が同居する一家に巻き起こる熟年離婚騒動を映し出すものに仕上がっています。オリジナル版を最大限意識しながらも、家族會議の出前がウナギではなく北京ダックに変更されるなど、中國要素も満載の作品となっています。黃磊は監督に初挑戦しているほか、長男役として出演もしています。ほかにも実力派俳優が勢ぞろいし、山田監督も監修として製作に參加しています。2016年末に北京で開かれた同作品の完成発表會見には山田監督も駆けつけ、「黃磊監督、本當にお疲れ様でした」と感謝の言葉を贈りました。

 一方、日本では『家族はつらいよ』の続編である『家族はつらいよ2』が今年5月27日から全國公開される予定です。

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 【洋畫編】

 キング・アーサー 聖剣無雙(中國題:亜瑟王:闘獣爭覇)

 公開日:2017年5月12日

 監督:ガイ・リッチー

 主演:チャーリー・ハナム アストリッド・ベルジェ=フリスベ ジャイモン・フンスー ジュード・ロウ

 アーサー王伝説を題材にした最新映畫がこの5月に中國公開決定。『シャーロック・ホームズ』シリーズや『コードネーム U.N.C.L.E.』など異色の作品を數多く送り出してきたガイ・リッチー監督がメガホンをとることで注目を集めています。6世紀に英國に存在したとされるアーサー王は、円卓の騎士の物語とともに騎士道精神の模範として語り継がれる伝説の王。今作はその「アーサー王物語」を基に、両親を殺されスラム暮らしを強いられる青年アーサーが、伝説の聖剣エクスカリバーを引き抜いて王の資質を証明し、王座奪還に向けて立ち上がるアクション映畫に仕上がっています。アーサー王を『パシフィック・リム』で知られる人気俳優、チャーリー・ハナムが演じ、アーサーの両親を殺害した暴君ヴォーティガンを『シャーロック・ホームズ』などのジュード・ロウが演じています。日本公開は6月17日から。

 (ミン・イヒョウ 謙)

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