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【あらすじ】
物語は、1935年ハルピン生まれの日本人・丸山巌さんがハルピン國際空港に降り立つところから始まります。
丸山さんは、この街で幼少期を過ごし、1946年、母親に連れられて日本に帰國しました。今では數少ない先の戦爭を身を以て知る存在であり、それでいて非常に前向きな平和主義者でもあります。
「終戦間もない頃、自らの一家に援助の手を差し伸べてくれた恩人らにもう一度會いたい」。−−−その気持ちに押され、80歳を迎えた丸山さんは再び中國の大地を踏むことを決心します。そして今回、當時引き揚げの際に辿ったハルピンから葫蘆島までの、およそ1000キロにわたる記憶の道のりを自転車で遡ることを思い立ちました。
丸山さんが記憶を頼りに旅を進めるなか、當時百萬人規模に及んだ満州引き揚げの輪郭が明らかになっていきます。それは、終戦後、敗戦國民として中國に殘され、路頭に迷った105萬に上る日本人が、共産黨と國民黨の合意と手配の下、葫蘆島から船で帰國するという大行軍だったのです。
丸山さんが當時の恩人に會うために自転車の旅を続ける途上では、様點な中國の人點との出會いもありました。親切な中國の人點の手助けを受ける中、丸山さんは70年前の日點を思い出していきます。
時代を超えた中國の人點の素樸な心に感動した丸山さんは、自らの體験を基に本當の中國を伝え、誤解や齟齬を解消していきたいとの思いを強めると共に、歴史の痛みを忘れず、今そこにある平和を慈しむことを訴えることを決心します。
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