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シリーズ企畫の最終回です。今回は中國の大學で教べんをとっている教師として、または、國際結婚の家庭生活における倉重さんの実體験を中心にお話を伺います。
世代が移り変わり、中國の大學では、2000年前後に生まれた、「90後」「00後」世代と呼ばれている若者がメインを佔めるようになりました。ACG(アニメ、漫畫、ゲーム)への趣味から日本語を専攻した人も多い中、「日本研究入門」を擔當する倉重先生は學生たちのそういったところに迎合することなく、史料への読解力の養成など基礎的な訓練を怠りません。
指導する學生の中には、中國人はもちろん、韓國人と日本人の留學生もいます。「先人の良い點をしっかりと消化しながら、ちょっとしたメディアに踴らされるのではなく、足をしっかり構えて、お互いに考える場所を設けたい」という倉重さん。日本の高度成長を少年時代に體験してきた自分について、「良い時代」に恵まれたと言いながら、「大変な時代の隙間」を生きていたとも付け加えます。
後半は話題を変えて、倉重さんが家庭生活の中で體験したカルチャショックを中心にお話を聞いていきます。瀋陽出身の奧様と今年で4歳半になると禦嬢さんの子育てのため、今や3世代で北京で同居している倉重さん。瀋陽からの祖父母も一緒になって子育てをしている風景は、日本人の倉重さんの目にどう映っているのか。そこから感じた文化の違い、または世代のギャップをどう感じたのか。抱腹絶倒なエピソードも多く聞けます。
【プロフィール】
倉重 拓(くらしげ たく)さん
1981年生まれ、東京都多摩市出身。
2000年に東京都立調布北高等學校卒業。2005年に(米)ミネソタ州立大學マンケート校社會・行動科學學部國際関係學科を卒業。その後、日本に帰國し、一般財団法人ラヂオプレスなどでの勤務を経て、10年前に中國北京に渡る。2013年に清華大學人文學院中文系中國近現代文學専攻修士課程を修了。現在は同人文學院中文系中國近現代文學専攻博士課程在籍中、その傍ら、同學院外文系東アジア言語及び文化研究學科群・講師。
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