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~座右の銘によく取り上げられる四字熟語~

2015-06-23 18:56:37     cri    


























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 中國には、漢字4文字で奧深い意味を表す四字熟語が數多くあります。今日は、多くの中國人に愛され、座右の銘によく取り上げられるものをご紹介します。

 座右の銘とは、常に自分の心に留めておき、戒めや勵ましとする言葉なんですが、字熟語には、座右の銘にしたいなあって思われるものが多いですね。中國では、よく自分の好きな四字熟語を書にして、部屋に飾ります。今日は、中國でよく書にされ、部屋に飾られるものを二三ご紹介しましょう。「淡泊明志(たんぱくめいし)」、「有容乃大(ゆうようだいだい)」と「居安思危(こあんしき)」です。

淡泊明志

 この言葉は、一番最初に、前漢の劉安が編纂した本、「淮南子」に出ました。でも、一番有名なのは、三國志で有名な諸葛孔明が54歳の時に、まだ8歳の息子への手紙、「わが子を戒める書」に書いたことです。

 原文は、"非淡泊無以明志,非寧靜無以致遠。"と言います。「私利私欲に溺れることなく淡泊でなければ、志を明らかにすることができない。落ち著いてゆったりした気持ちでないと、遠大な境地に達することができない」となっています。目先の利益や慾望、感情に左右されることなく、志を明らかにし、落ち著いて、本來の成すべき事を地道に進めていくということです。

有容乃大

 この言葉は、一番最初に、四書五経の一つに數えられる「尚書」から出ました。"有容、徳乃大"。「受け入れてこそ、徳がどんどん大きくなる」と書かれています。

 初めて、「有容乃大」という四字熟語の形にしたのは、明の時代の兵部尚書、これは、今の國防大臣に當たる官職ですが、明の時代の國防大臣を務めていた、袁可立という人です。彼は、自分を勵ますため、"受益惟謙、有容乃大"という対聯を書き上げました。謙虛な態度と大きな懐を持たなければならないと、自分を戒めているわけです。

 そして、一番よく知られるのは、"海納百川、有容乃大"という使い方です。海は無數の川を受け入れるからこそ、あれだけの大きさを持っているという意味です。これは清の時代の政治家、アヘン戦爭の英雄、林則徐(りんそくじょ)が座右の銘にしていました。

 海は、「この川の水は受け入れるが、あの川の水はいやだ」などと、えり好みせず、すべての川の水を受け入れるのです。だから、そのように広大な海になりました。

 海は、選り好みをしない、低姿勢ですね。場所も最も低い所にあるので、自分に流れてくるすべての川の水を受け入れています。非常に寛大な精神を持っているわけです。

 もし、海が受け入れることを拒否したりすれば、川の水は行き場を失い、氾濫してしまうことになります。また、海も選り好みするなら、あれほど大きくなれですものね。

 「有容乃大」、すべてを受け入れるという寛大な精神を持つという意味合いから、座右の銘として、會社の社長とか、大きな機構のリーダーにふさわしいと思います。多くのスタッフの気持ちを受け入れて、一緒に成長していくということですね。

居安思危

 安にいて危を思う、平安無事の時でも、危機の事を考えている。常に用心を怠らないことを表します。

 住居の居なんですが、四字熟語の場合、なぜか「きょ」ではなくて、「こ」と読みます。コアンシキです。

 これと似たような意味の言葉ですが、「備えあれば患いなし」という諺がありますね。

 実は、この二つはいずれも、「春秋左氏伝」から來ています。原文は、「居安思危、思則有備、有備無患」。読み下しは、「安きにおいて危うきを思い、思えばすなわち備えあり、備えあれば患いなし」となっています。

 危険が迫ってくる時には誰でも用心するし、危機感を持ちます。けれども、そうではない時、安泰な時にも常に危機感を持ち、危険に備えることが大切ですよね。つまり、そうじゃなれば、いざ備えを怠ると、危機に陥ってしまう可能性が大ですね。自然災害に限らず、世の中のすべてのことに當てはまります。

 「居安思危」について、こんな故事があります。

 中國史上最高の名君の一人と稱えられる唐太宗は、自らに対する諫言を奨勵し、常に自らを厳しく律するように勤めていました。

 側近の大臣に、このように話したことがあります。「國を治めることは、病気を治すのと同じだ。完治しても、十分に養生し、ゆっくり休まなければならない。もし、すぐに自らを放任すれば、持病が再発し、今度は救いようがなくなってしまう。今、わが國は平和で安定しており、周りの少數民族は降伏している。これは、昔から珍しいことだ。しかし、私はこのような情況が長く維持できないことを心配し、日に日に用心するようになった。だから、あなたたちの諫言をいっぱい聞かせて欲しい」と語りました。

 率直な諫言をすることで有名な魏徴(ぎちょう)は、「國內外が安定していることは、取り立てて喜ぶことではないと思います。陛下が"居安思危"安きにおいて危うきを思うことに大変うれしく存じます」と言いました。

 「居安思危」、これは中國でよく知られる四字熟語ですが、「備えあれば患いなし」と合わせて覚えていただければと思います。

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