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古陶文明博物館

2015-06-23 19:13:21     cri    

 

 路東之さんは1962年、北京生まれの畫家です。幅広い活動をしている蕓術家といってもいいでしょう。學生時代には數多くの美術展に出品して入賞したほか、ルポルタージュも手がけ、中國作家協會のメンバーにもなっています。その路さんが、運営しているのが古陶文明博物館です。北京の古い町並みが殘る宣武區右安門內西街にある小さな博物館です。

 ここに展示されているのは、新石器時代から秦、漢の時代にかけての泥細工、瓦(かわら)、陶器です。収蔵品は3000點。このうち、2000點ぐらいが並んでいるそうです。初期のかわらには鳥や動物の姿がかたどられていますが、やがて、太陽や宇宙を連想させる模様も登場します。こうした模様は権力者の象徴、つまり、権力者の家でなければ、かわらは使えなかった、ということでしょう。  

 陶器は、水や酒を入れる容器、食器など生活用品に使われました。その後は、門の扉の部分やお墓にも利用されるようになりました。展示されている一つ一つを見ながらホールを歩いていくと、はるか昔の庶民の生活ぶりがしのばれます。

 

 他の人が感じられないことをやっていくのが、蕓術家の役割であり、仕事だと路東之さんは言います。そして、この博物館は、來年、開館10週年を迎えます。

 私の心の中で、古陶文明博物館が、もっとも重要な作品で、一生かけて完成させていく、というのが路さんの決意です。區切りの年に、記念の展示會を計畫中だそうです。

 

 陶器は、日本人にもなじみが深く、日本からの研究者の來訪が絶えません。細川元総理大臣は熱心な陶器愛好者として知られますが、細川さんもここを訪ねています。入り口に大きな寫真が飾ってありました。感想文を書く寄せ書き帖をめくっていたら、何人かの日本人のもありました。北京師範大に留學中の石倉妃加裏さんはこう書いていました。「素敵な寶物ばかりでした。親切な案內人に感謝を込めて」。

 住所:宣武區右安門內西街12號(大観園北門)

 電話:6353ー8811

 ホームページ:www.gtbwg.com

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