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キーワード①
【比特幣】(bǐtè bì) [固名]ビットコイン.
世界的な盛り上がりを見せる通貨としての機能を付與された電子データのことです。1ビットコインは1BTCという単位で表記されます。2009年1月にサトシ・ナカモトの論文によって生まれたものとされます。
中國では、ビットコインなどの「仮想通貨」は、明確な価値の裏付けがなく、その取引市場は投機のカラーが濃いものと見做されています。価格の変動が激しいため、投資をしようとする場合、なんの知識もなく無計畫に流行に乗って投機すると、大量の資産の損失を招くリスクが高いと考えられています。そのため、政府は投資家に対し、リスク管理の意識強化を呼びかけているほどです。
特に強調されている點としては、ビットコインなどの「仮想通貨」がマネーロンダリング、麻薬の取引、密輸、違法な資金調達などの犯罪行為のツールとして利用される例が増えている點です。
しかし、現実はといえば、ビットコインの取引は世界的なトレンドになりつつあり、世界中に多くの取引所が設置されています。その中でも、コインの所有者には日本人が多く、マイニングでは中國國內の個人や企業が多いとされます。これは、広い土地と多量な電力を使い、ビットコイン市場を仕切ろうとする企業や個人によるものでしたが、國內では取引が法律で制限されたことから、その風向きも変化しつつあるようです。
日本でも、ある取引所でデータをハッキングされる事件が起こり、1月27日には金融庁が點検を要請する事態となりましたが、中國ではこうした仮想通貨について、より厳しい対応をしたと見ることができます。千種類を超えると言われる仮想通貨ですが、流行が落ち著くまでは慎重な姿勢が必要という各國政府の姿勢を示す動きだと思われます。
さて、ここで、ビットコインに関連する言葉の中國語名や、中國特有の言い方をもう少し紹介しておきましょう。
① ビットコイン以外の仮想通貨
・乙太幣(イーサリアム)
・瑞波幣(リップルコイン)
② 関連用語
・挖礦(マイニング)
・錢包(ウォレット)
・比特幣地址(ビットコインアドレス)
・區塊(ブロック)
・區塊鏈(ブロックチェン)
・首次代幣發行(ICO)
・首次分叉發行(IFO)
最後の2つは、首次公開募股(IPO)から派生した言い方と言えるでしょう。
キーワード②
【金拱門】(Jīngǒngmén)[固名]ゴールデン・アーチ.
マクドナルド(中國)が2017年10月12日から企業の登記名稱を「金拱門」に改めました。これはマクドナルドのマークの西洋での愛稱「ゴールデンアーチ」の直訳から來たものです。
會社側は「ゴールデン・アーチ」の由來を主張しましたが、真相を知らない「吃瓜群眾(野次馬)」たちはその解釈を受け入れられず、ネットで様點なふざけた言い方をして茶化しました。「この名前はダサすぎ。まいったなあ」、「どうもマックのイメージとつながらない」、「『洋快餐(西洋のファーストフード)』がいきなり『中華老字號(中華の老舗)』に変わった感じだ」など、愚癡をこぼしたり、これに便乗する形で、「腦洞大開(爆発的想像力を発揮する・奇想天外な発想をする)」した人が、これにちなんで「星巴克(スターバックス)」を「美人魚咖啡(人魚姫カフェ)」、「百事可樂(ペプシコーラ)」を「太極汽水(太極ソーダ)」、「耐克(ナイキ)」を「勾牌運動用品(鍵印スポーツ用品)」、「勞力士(ロレックス)」を「皇冠牌手錶(王冠印腕時計)」と弄り、訳をロゴマークにつけたものをアップロードする人もいたほどです。
名稱が親しまれていればいるほど、それを変更する場合、なかなか受け入れられないことは想定內のことでしょう。しかし、マックの場合、ただ登記名稱が変わっただけで、ネット利用者たちの反応がここまで大きくなったことは、それだけ浸透していたということなのか、それともわざわざ登記情報まで持ち出したこの騒ぎ自體がマーケティング戦略の一部なのか、ネットの世界の動きには少點うがった見方が必要になります。
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