敦煌研究院が今月18日、莫高窟壁畫の畫像を新たに公開しました。今回、公開されたのは楡林窟の第25窟の壁畫『彌勒経変の耕作図(中唐)』です。壁畫には唐の時代の人點の、農耕の様子が描かれています。
かつての中國の農耕については、莫高窟の第296窟『善事太子故事 春の耕作(北周)』の記載にも見受けられます。周の時代には春の耕作を始める前に、周朝の天子が諸侯たちを率いて自ら田を耕し、「籍田」と呼ばれる儀式を行ったといいます。これは、「天を敬い、民を守る」という「敬天保民」思想を物語るものです。 (トントン、謙)
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