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• (二十二)八路軍の少年兵と八木寛さん(その2)

 八木さんは北京放送局日本語部での20餘年、毎日毎日のそのことばで、その行動で中國人スタッフ、日本人スタッフの信望を集め、日本語組組長を務めたこともあった……

• (二十一)八路軍の少年兵と八木寛さん(その1)

 この寫真は、1960年5月9日午後、北京の天安門の樓閣の上で撮ったものだ。目の下に拡がる天安門広場では、百萬人の北京市民が日本人民の反米愛國闘爭を聲援する大集會を開いていた……

• (二十)北京放送局の庭の桜

 毎年四月になると、北京放送局の庭の桜が花を開く。二十本、まさにちょっとした桜の庭だ。垣根(鉄柵)越しに、地下鉄の駅前の道からも眺められるので、小さいながらも北京の桜の名所として紹介した新聞もある……

• (十九)「誠心誠意」が生んだ麺食いの本

 二十七年かけて、中國大陸の四百五十ほどの街を訪ね、その土地、その土地の麺を自らの五感で採點し、それを記録した本で、ご本人撮影の寫真も豊富に添えられていて、実に面白い……
• (十八)中國飲酒マナー俗説と日本

 寫真上から、まず杯を合わせ①、次いで「ぐっ」と一気②、そして空になった杯の底を見せあって「めでたし めでたし」③──これが中國流の乾杯のマナーです。後に立っている人はお店のマネージャー、さしずめ「行司」さんといったところでしょう……

• (十七)大晦日の夜のセレモニー

 わたしは一九六五年の大晦日を、朝鮮との國境に近い中國・東北地方の一寒村で迎えた。中國の農村を知り、農民を知ろうと、ここで農民と同じ屋根の下に住み、同じ仕事をし、同じものを食べるいわゆる「三同」の生活をしていたのだ……

• (十六)北京の地下鉄の駅名に思う

 「雨後の筍」ということばは中日共通のようだ。中國では「雨(ユイ)後(ホウ)春(チュン)筍(スン)」と書く。北京の高層ビル建設ラッシュは、まさに「雨後の筍」である……
• (十五)わたしのサインブックから⑤ 夏衍
 中日友好協會の會長をされたこともある夏衍さん(一九〇〇年~一九九五年)は、青年時代の七年間、日本に留學し、明治専門學校(現在の九州工業大學)、九州帝國大學などで學び帰國後はシナリオ作家として文化界で活躍……
• (十四)夏の甲子園
 日本の歴史が昭和から平成に移り変ったころのことだ。わたしは中國國際放送(北京放送)の東京支局長として、三年ほど日本で暮らしていた。この三年、わたしの楽しみの一つは夏の甲子園の高校野球のテレビ中継だった……
• (十三)宇都宮徳馬
 「明るい平和な21世紀を若者に遺そう」──宇都宮徳馬さんは、20世紀後半の五十餘年、こう考え、こう語り、こう記るし、全身全霊を傾けてこれを実行した。そして、21世紀を目前にした2000年7月1日に亡くなられた。享年九十四歳、無私無欲、ひたすら明るい平和な21世紀を若者に遺すために奮闘された一生だった……
• (十二)ある「本」の話
 日本の日中文化交流協會の月刊刊行物『日中文化交流』の同協會創立五十週年記念特集(二〇〇六年二月二十三日號、以下略「記念特集」)、本來の意味での「本」ではないかもしれないが、その內容にはそこらの本よりもずっとずっと重みと厚みを感じるものがあり、わたしは立派な本だと思っている……
• (十一)卵・玉子・たまご・タマゴ
 タマゴの思い出と書きだして、まず頭に浮かぶのは、小學校三年か四年のころのある出來ごとである。もちろん、それ以前にもタマゴを見ているし、食べているだろうが具體的なことは思いだせないのだ。わたしは在日中國人二世で、少年時代を日本で過ごした。たしか、小學三年か四年……
• (十)孫平化
 去年(2010年)の春のことだ。中日友好協會前會長の孫平化さん(1917年~1997年)の1984年から亡くなられた1997年までの十數年の日記を、お嬢さんの孫暁燕さんが整理し、題して『中日友好隨想録』という本に収め、孫平化さんの故郷である中國東北地方遼寧省の遼寧人民出版社から出版した……
• (九)「まあ まあ」&「どうも どうも」
 「まあ まあ」と「どうも どうも」は、曖昧な日本語のなかでも東西の両橫綱かも知れない。その使用頻度はきわめて高く、中國人もよく耳にする。今回は「まあ まあ」「どうも どうも」と中國の要人中の要人、毛沢東さん、江沢民さんが絡んだエピソードだ。事例はいずれも中國の知日派として……
• (八)北京「鰻丼」食べ歩る記
 楊君とわたしは二、三ヶ月に一回というテンポで、この鰻丼食べ歩きを続けている。廻った店がまだ十軒にも満たないので、ベストテンを選ぶわけにはいかないが、ベストスリーについては、楊君とわたしの意見は完全に一致している。まずベストワンは、新世紀日航飯店の三階にある「桜花屋」の鰻重だ……
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