李栄浩（リー・ロンハオ）は1985年7月中國安徽省生まれ、現在は大陸を拠點に歌手、音楽プロデューサー、ギタリストとして活躍しています。

　ロンハオは幼いころからギターを習い始め、以降、中國の有名なチェリスト・尹富源教授に師事してチェロを習得。２００４年にシングル「煩」を発表し、江蘇省第五界流行音楽コンテストで一等賞を獲得。２００５年にシングル「DREAM」を発表。同年にコンポーザーとしてエイベックスと契約し、同じ所屬事務所のアーティストに曲を提供するようになりました。２００７年には台灣の人気バンド、信のボーカル・蘇見信のソロアルバムの製作でプロデューサーを擔當。このアルバムは第１９回台灣金曲奨最優秀男性歌手賞にノミネートされました。

　２０１３年9月に『模特（モデル）』という作品で念願のアルバムデビュー。２０１４年には同アルバムで台灣金曲奨の最優秀北京語アルバム賞、作詞賞、アルバムプロデューサー賞、男性歌手賞、新人賞の主要５部門にノミネートされ、最終的に最も期待されていた新人賞を手に入れました。そして2014年11月に、ワーナーミュージックに移籍後、初となるニューアルバム『李栄浩』を発表。

　ロンハオは長年ソングライターとして活動して來たことから、流行に敏感で音楽に特別な感性を持っています。Soul、R&Bなど西洋音楽にも長け、キャッチ─なメロディーと心地よいリズムを利かせた音楽を數多く手掛けてきました。同時に、西洋と中國的要素の融合にも心がけており、今の音楽シーンに欠かせない才能の持ち主として、ますます注目を集めています。

【最新アルバムの収録曲】

喜劇之王（キング・オブ・コメディ）：アルバムのファーストOAトラックで、周星馳（チャウ・シンチー）映畫の名作を意識させた切ない失戀ソング

（君と僕　彼と彼女の間に）

（蘇りと墜落を繰り返す愛の夢世界）

僕はこのキウイを見つめると

突然　涙が溢れ出た

僕は特に　特に　いらずら好きじゃないので

これは　これは　以心伝心といえるかな

李清照（宋の女詩人）に確認してごらん

生まれつき　出まかせが苦手

蕓術なら筋がいいかも

愛とか　戀とか　未経験者かもしれないけど

切った張ったで　苦しみを嘗め盡くした

華麗すぎて　身が引けないくらい

どうして世界中の失戀を経験しなきゃならないの

あらゆる悲劇の特別出演みたいに

斷腸の思いをするほど傷ついたり

大げさに泣きわめいたり

まったく香港映畫みたい

そうして世界中の涙を流さないといけないの

あらゆるティッシュ・メーカーのイメキャラみたいに

僕のそばにいる君は　

気の毒じゃない

ある種の獻身ともいえるだろう

別れさせられたときのその瞬間

僕は海に向かって狂おしく猛ダッシュ

君につまらないって言われる筋合いはないだろう

雨に降られたあの日のこと　君はとてつもなく吠えていた

野暮な小説からの常套語にすぎない

どうして世界中の失戀を経験しなきゃならないの

あらゆる悲劇の特別出演みたいに

斷腸の思いをするほど傷ついたり

大げさに泣きわめいたり

まったく香港映畫みたい

そうして世界中の涙を流さないといけないの

あらゆるティッシュ・メーカーのイメキャラみたいに

僕のそばにいる君は　

気の毒じゃない

ある種の獻身ともいえるだろう

毎日は映畫を生きてるみたい

毎日は小説を生きてるみたい

毎日はカラオケを生きてるみたい

毎日はMVを生きているみたい

この世界はリアリティショーのようだ

誰も逃げ切れない

蓋開ければ　僕は世界中の失戀を経験していた

あらゆる悲劇の特別出演みたいに

斷腸の思いをするほど傷ついたり

大げさに泣きわめいたり

ただ売れたいだけだから

（キング・オブ・コメディを目指せ）

（一途な戀　ひたむきな戀）

（勇気を出して）