中國商務省が2日に発表したところによりますと、春節期間中の市場供給を保証するために、この日から西部地區に7200トンの牛肉と羊肉を調達するということです。

　それによりますと、これらの肉は牛肉と羊肉を主な食肉としている回族などの少數民族が暮らす甘粛省、寧夏回族自治區、內蒙古自治區、青海、新疆ウイグル自治區とチベットの6つの省と自治區に運ばれます。

　中國最大の伝統的な祝日である春節まであと1ヶ月足らずとなりましたが、春節が近づくにつれ西部地區の牛肉と羊肉の価格は上昇しはじめています。商務省のデータによれば、2013年12月末、西部地區の牛肉と羊肉の卸値は12月の初めに比べそれぞれ0.9％と1.4％値上がりし、また去年同期比ではそれぞれ13.2％と12.5％値上がりしたことが分かりました。

　春節期間に少數民族の人點に安全で低価格な肉を提供するため政府側はこれらの地區に中央備蓄の肉を調達しました。

　商務省の責任者は「食品の多元化に伴い、牛肉と羊肉はますます多くの中國人が好むようになっている。しかし、現在中國の生産規模はそれほど大きくなく、基礎が整っていないことから、急速に増加する消費ニーズをなかなか満たすことができない」と指摘しました。（Katsu、吉野）暮らし・経済へ