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 溫州の87歳女性、山形にいる親族の手がかりを募集

2014-09-05 14:54:44     cri    

 最近、ピースサインでポーズを決める87歳の女性の寫真が中國のインターネット上でたいへん話題になっています。そのポーズがとてもかわいく見えるため、女性は「萌えばあちゃん」と親しみを込めて呼ばれています。溫州網が報じました。 

 「萌えばあちゃん」の正體は浙江省溫州市藤橋鎮に住む黃さんで、本籍は日本にあります。寫真は19歳の孫娘が撮り、インターネットにアップしたものです。

 黃さんの父親は溫州商人で、戦前、茶葉の商売で日本にわたり、山形県で黃さんの母親である田中四美真子さんと出會って結婚。その後、二人の間に長女の黃さんと2歳年下の弟が生まれました。家族は日本で5年間暮らしましたが、1937年に中日間で戦爭が勃発したため、黃さんの父親は妻子を連れて日本を離れ祖國に戻ってきました。黃さんはその後、朝鮮戦爭に參加した軍人と結婚し、仲むつまじく人生を送ってきました。

 現在では、夫がすでに他界しましたが、黃さんにとって一番の願いは日本にいる親戚に會うことだと言います。1971年、日本の田中家から黃さん姉弟を探しに溫州に來ましたが、文革の真っ最中という當時の政治狀況の下で黃さんたちは名乗り出ることができず、親戚と再會する絶好の機會を逃しました。その後、中日関係が徐點によくなるにつれて、黃さんは再び親族探しをしたいと思うようになりましたが、親族関連の資料は文革中にすべて燃やされたため、手がかりが少なく、何度も試みましたが失敗に終わってしまいました。

 黃さんが覚えているたった一つの日本での記憶は、祖父が地元の「七日町」で「來點軒」という飲食店を開いていたことです。1983年、黃さんは山形県警察に手紙を出し、「來點軒」に関する情報を教えてもらうよう依頼しましたが、「『來點軒』は昔、地元で有名な料理店だったが、現在は年配者しかその名を知らず、その後のことを調べ出すことが困難だ」という返事を受け取り、黃さんの親族探しの夢は絶たれてしまいました。

 しかし、まもなく米壽を迎える黃さんは最近になって、日本にいる親戚と再會したい願いが日に日に強くなっています。いつか願いが葉うよう、山形にあった「來點軒」料理店に関する手がかりをご存じの方は、ぜひ情報を教えてください。(Yan、小山) 暮らし・経済へ

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