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北京の「小吃(軽食)」

2010-10-14 11:28:15     cri    

























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 さて、気溫も下がり、道端では「糖葫蘆(タンフールー)を売る人の姿もみられるようになりました。糖葫蘆って、サンザシや山芋に水あめをかけたおやつです。日本のお祭りの時のりんご飴で、北京では秋、冬の風物詩。大人も子どもも大好きです。ところで、日本で中華料理はもちろん確固たる地位を築いていますが、そのほとんどが南の地方の料理みたいです。四川料理とか台灣料理とか。そこで、今回は北京ならではの食べ物をいろいろご紹介したいと思います。

 まず、北京の料理は京菜と言われます。北京は歴史的背景から、全國の人點が集まる場所で、その人點が持ち込んだ料理技術を吸収しながら発展してきました。それから漢民族、満族、モンゴル族、回族、そして宮廷の食文化が融合しています。多くの料理の中でも、特徴があるのは、小吃(シャオチー)とよばれる軽食と言えます。実に300種類ほどあるということで、私もまだ口にしたことがないものがたくさんあります。

 それではさっそく代表的な食べ物をご紹介していきましょう。まずはお勧めの「灌腸(グァンチャン)で す。これは、「腸の詰め物」という意味で、豚の腸に小麥粉やチョウジなどの調味料を詰めてソーセージ狀にして煮ます。それを切って油で揚げていたことからこの名前で呼ばれています。今は、この方法ではなくサツマイモの澱粉を蒸し固めて、薄くきったものを油であげています。これをにんにくと塩のソースにつけていただきます。外側はカリカリしていて、中はもっちり。これにソースがよくあい、とまらない味ですよ。上げたては最高です。

   

 次は麻豆腐。マーボー豆腐じゃありませんよ。発酵させた緑豆のおからを、羊の油で炒めたものです。見た目は灰色でなんともいえないんですが、食べてみると以外にあっさりしていて、クセになる味です。これはモンゴル文化の影響かもしれないが、羊肉が好きな人にはたまりません。

 北京にいらしたらぜひ、これも食べていただきたい。炸醬面。日本ではジャージャー麺といいますが、北京のものとはちょっと違います。炸醬面は北京の家庭料理の一つです。うどんのような麺にきゅうり、もやし、大豆、ねぎ、コリアンダーを載せ、肉味噌をかけて食べます。日本のものより、野菜が多くて面を太いのでボリューム満點です。

  

 最後は甘いものもご紹介しましょう。その昔、宮廷に獻上されていたというデザート「奶卷(ナイジェン)」です。ロールケーキのように、あんこをカッテージチーズで巻いたもので、日本の和菓子みたいです。ところで最近は、ご紹介してきたような軽食も輸入食品やファーストフードに押されて気味です。今は、いろいろな食べ物が溢れていますし、日本と同じようにアメリカやヨーロッパの食文化の影響をかなり受けていますね。

 しかも2006年には2008年のオリンピックを控えて、町のいたるところで區畫整理が行われました。北京の下町、前門にあった軽食を出す老舗たちも立ち退きを迫られました。老舗の味がなくなってしまうのではないか、と心配される聲も聞かれました。そして、北京伝統料理協會から援助を受け、これら老舗が揃って北京の中心地、後海に引越しました。「九門小吃」といいます。ここは軽食のテーマパークとなっています。12軒の老舗がお店を出し、長きにわたって守ってきた伝統の味を披露しています。ここへ行けば、北京の軽食が一度に味わえますよ。いつも人気で長蛇の列ができているそうです。

 若者の間ではレトロブームが起きているといいます。ファッションだけではなく、健康を考えてつくられた伝統的な食事にも注目してほしいですね。最後に「九門小吃」の住所です。北京市西城區德內大街孝友衚同1號です。宋慶齡故居の西側にあります。観光スポットにも近いのでアクセスも便利ですよ。北京の味、ぜひためしてみてください。(「イキイキ中國」より 10/14)

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