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「幸せはどこに?」、都市部の戀愛難

2011-01-27 12:01:44     cri    
























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 生活リズムが早くなるにつれて、中國でも日本と同じように合コンなどの婚活が流行りだしています。「チャイナライフ」、今日は中國都市部の戀愛&結婚難にスポットを當ててご紹介します。

 今年の27歳の男性、張強さんは大學を卒業して北京で就職しました。仕事のほうは順調に進んでいるものの、戀愛にはなかなか恵まれません。友達から紹介されたり、インターネットでお見合いしたりしても、理想なタイプには出會えなかったのです。そして、今年の元日、張さんはある大手お見合いサイトの催した合コンに參加しました。すると、気に入った相手にやっと出會うことができたのです。実は多くの人はこのような合コンやお見合いに沢山參加しましたが、未だに好きな人には出會っていないようです。今年30歳になる男性、杜騰さんは數年前、単身で北京へ出稼ぎに來ました。戀愛に強い憧れを持っていても、なかなか運命の人に出會えなかったようです。杜さんの話です。

 「いま、僕の収入は家賃や日常生活の支出を除けば、殘りはほとんどありません。戀愛したくても、現実的な條件から見てみると、本當に高嶺の花のようですね。僕を本當に理解してくれる女性は、なかなか現れてくれません」

 実はこのほど、『2010年中國結婚戀愛調查報告書』が発表されました。この報告書は全國30の省、市、直轄市で行われたもので、結果では、全國で1億8千萬人の若者が「戀愛難」に悩まされていることが分かりました。生活レベルの向上によって、理想の相手を探すことがますます難しくなっている、ひいては結婚の必要性を感じない、という人まで現れています。これは男女とも経済力を持った結果です。中國には人口が多くて、普通なら選択肢が沢山あるのではないかと思われていますが、戀愛難、とは結果的に日本と同じです。それはなぜなのか有名な戀愛心理學者の茱莉さんに伺いました。

 「これはいくつかの理由があると思いますが、都市部で最大の理由は、一部の若者は戀愛の黃金時期を過ぎてしまったからだと思います。彼や彼女たちは大部分の精力や時間を仕事にかけて、仕事の成功を最優先にしています。経済面である程度の余裕を手に入れてから、結婚相手を探そうと思っているようです。それは間違いないですけれど、自分のほうはある程度の社會的地位や優れた條件を備えていますから、今度は相手にも同じような條件を求めるようになります。すると、選択の範囲はますます狹くなってしまうのではないかと思います。

 でも、「條件」ばかり優先しないで気持ちも大事にしてほしいですね。生活が便利になった一方で、人間の生活圏、人とのお付き合いの範囲が逆に小さくなってしまっているんじゃないかと思います。インターネットや、攜帯電話やショートメール、またはツイッターのようなものがどんどん現れて、直接會わなくてもコミュニケーションが出來ますので、人と人が実際に會って話し合ったりお付き合いしたりすることがますます苦手になっているようですね。

 人間と機械のコミュニケーションが盛んになった一方で、人間同士の付き合いが鈍化してしまう恐れがありますね。ですから、人とうまく話せない若者、ひきこもりなどの問題も沢山出てきました。「2010年中國人の戀愛結婚調查報告書」によりますと、いま中國では、婚活で、インターネットを利用したお見合いがトップを佔めているということです。2010年4月、戀愛や結婚サービスを提供するサイトのユーザー數は366萬8000人に達し、3月より3割増えました。しかも、伸び幅はほかのネットサービスを大いに上回ったということです。

 インターネットでの相手探し、現実中のお付き合いと比べればなんだか頼りない気がしますが、情報を入力してクリックすれば、沢山の選択肢が出てきますから、便利なことは便利です。また、多くのお見合いサイトは定期的に會員を募集して合コンを行います。北京のある大手お見合いサイトは今年の元日に、連続3日間、合コンを行いました。インターネットでのやり取りが現実の出會いになるこの合コン、さてその反響はどのようなものだったのでしょうか。擔當者の話です。

 「參加者は沢山いますよ。北京には獨身の方が大勢いるので、様點な業界で働く人が集まります。私たちは出會いの場を作って、獨身の方に友達を作るチャンスを提供しています。もちろん、最初は普通のお友達から付き合いしてもらいますが、いつか戀が芽生えるのではないかと祈っています」

 出會いがないと何にも始まらないです。番組の最初に紹介した張強さんもこのような合コンで好きな女性と出會ったんです。中國人はこれから、このような合コンに參加する勇気が必要です。もともと戀愛や結婚は非常にプライベートの話ですから、実はあまり表に出したくないですね。でも、今の若者たちはますます戀人なしのフリーの人が増えて、おおっぴらに自分の要求を訴えているようです。中國で大人気のお見合い番組「非誠勿擾(狙った戀の落とし方)」にこんなシーンが話題を呼びました。

 「男:僕の自転車に乗って幸せなところに行きましょう」

 「女:いや、自転車に乗って笑うより、BMWの中で泣いたほうがましです」

 このやり取り、結構話題になりましたね。番組に出ていた若い女性にとって、幸せの前提條件は「お金」、「物質」ですね。とっても現実的です。でも、これはある程度、いま中國の若者たちの戀愛観を現しているのではないかと思います。「2010中國戀愛結婚調查報告書」によりますと、アンケート調查に參加した7割の女性は「結婚の前提條件は、男性はマイホーム、安定した収入、そしてある程度の貯金を持っていなければならない」と答えました。さらに、65%の女性は「男性の収入は自分より倍以上でなければならない」と見ています。

 日本では女性はまだ選ばれるという感覚が強いので、どちらかというと選ばれるように自分を磨く女性が多いと思います。日本でももてる女性は家庭的な女性です。確かにバブルの時代は、3高といって、身長、高収入、高學歴などと豪語していた時代がありましたが、世間からは傲慢な女性と批判的でした。安定的な生活を送るには、結婚にある程度の経済條件が必要です。でも、物質面はすべてではない、精神面のことはもっと大切だと思います。お互いに理解してあげるかどうかなど。そういえば、経済的條件が求められる一方で、いま、「裸婚」もだんだん多くなってきます。マイホームやマイカーがなくて、結婚披露宴やハネムーンどころか、結婚指輪さえない結婚のことです。民政局へ入籍手続きをしてもらって、入籍手続き料9元だけを払う結婚のことです。実は28歳の女性、郭玉宇さんは先日、この裸婚をした一人です。「私と主人は知り合って2年半で結婚しました。マイホームやマイカーなど、何もないですが、二人ともまだ若いですから、一緒に努力すれば、將來はきっと良くなると思います。二人の考えはよく合っているし、雙方の家族も認めてくれていますから、何もない裸婚でも、幸せです」と郭さんが語りました。

 人によって、幸せの基準もまちまちですね。煩わしい都市生活の中で頑張っている若者たち、自分のことをよく理解してくれる相手を見つけて幸せになってほしいですね。(01/25「イキイキ中國」より)

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