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一ヶ月後、東日本大地震による示唆

2011-04-07 10:37:07     cri    

 東日本大地震が過ぎて1ヶ月近くとなりますが、福島原発の放射能漏れ事故や震災地の復舊狀況は依然と人點に懸念されています。

 3月11日の午後、日本で地震が起きたことは、中國のミニブログ(ツィッターのようなもの)で知りました。東京にいる友人の呟きを見て、すぐテレビのチャンネルをNHKに合わせました。畫面には大津波が襲來したシーンが映しだされ、まるで映畫のようで、実際に起きていることとはなかなか信じられませんでした。それから中國も3年前に、四川大地震を體験しましたので、自然災害による恐ろしさと辛さは容易に想像できます。他人事ではないです。

 そして、インターネットの各サイトの掲示板やミニブログに、日本と日本の國民へお見舞いや応援のメッセージが書き込まれました。私たちCRI・中國國際放送局日本語部のホームページでも、日本語、中國語、英語で書かれた「日本頑張れ」の書き込みが沢山殘っています。中には、ネットユーザーが作った何枚かのイラストが印象深かったです。そこには、中國語と日本語の二ヶ國語で、「私たちは中國人です、日本語は上手ではないけど。日本頑張れ、自然災害の前では、私たちは家族だ」という応援のメッセージが書かれていました。それを見て、感動して涙ぐんでしまいました。ほかには、「困った時に人の溫かさを知るんですね」とか、「國も人種も関係なく、人間って、優しい生き物だ」とか、熱い気持ちに溢れたメッセージがたくさん書き込まれました。また、日本人の地震対応の冷靜さ、秩序の良さにも多くの中國人が「すごい」との聲をあげました。

 自然災害は殘酷なものの、人類はいろいろと學ぶことが多いです。ポジティブな面と考えれば、まず、日本では、普段防災訓練をよく行われているので、大地震に見舞われても、冷靜な行動ができたのではないかと思います。これは中國にとって、非常に勉強になることですね。今後、中國も日本のような防災教育に取り組んでいくことを期待します。次に、日本で地震が発生してから、中國では、マスコミから一般國民まで、とにかく大きな関心を寄せています。中國もいち早く救援隊を派遣してたり、、ガソリンなどの救援物資を調達し日本に送ったりしました。3年前の四川大地震の時、日本も中國に救援隊や醫療チームを派遣してくれました。自然災害は非常に殘酷なものですけれども、直面した時、人間同士は國籍や人種を問わず、お互いに助け合えると改めて感じました。このような素直な思いやりの気持ちは、きっと國民感情の上昇につながるだろうと思います。

 一方、ネガティブに思っていることは、福島原発事故の影響を受けて、日本製品の輸入が減少することが考えられます。さらに、日本へ観光に行く中國人はかなり減ると思います。実は私の友人の中にも、4月に日本へ桜を見に行くことを計畫していた人がいますが、地震発生後、ツアーをキャンセルしました。今後しばらくの間、日本を訪れる中國人観光客は減ると思います。

 日本の大地震が、今後中國に影響を與えるとすれば、それは何だと思いますかという質問をよく日本の友人や報道陣に聞かされます。

 まず、現在のところ、福島原発の放射能漏れ事故が中國に影響を與えるかどうかについて、懸念している人が多いですね。この問題がいち早く解決しない限り、この懸念は続くだろうと思います。

 また、防災意識の向上(防災教育や防災訓練の強化)です。日本は防災の高さを示し、これは中國も目指すべきものだと思います。

 最後に、日中間の経済協力にも多少影響が出ると思います。車産業や、IT産業、関連部品の一部は日本で生産されていますので、価格の上昇も考えられます。いつ生産回復ができるのか、心配しています。(エーリン 04/07)

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