会員登録

中國、苦闘中の本屋さん

2011-08-04 10:24:39     cri    






















autostart="true"

















src="mms://media.chinabroadcast.cn/japanese/20110804chinalife.wma">BR>



type="video/x-ms-wmv"












width="400"


height="44">

 本を読むことは多くの人にとって、ストレスを発散する趣味の一つです。中國の本屋さん、一番有名な老舗は、「新華書店」です。全國各地にチェーン店があり、各種の図書が揃っています。また、1980年代、新華書店へ行くことは、中國人が週末を楽しむための選択の一つで、多くの若者は新華書店をデートの場所に選びました。

 中國の市場化に伴い、図書市場でもバラエティに富んだ本屋さんが現れました。國有企業としての大手図書ビルはもちろん、文學や學術、外國語、美術、テクノロジーなど、各分野に的をしぼりそれぞれの特色を持つ本屋さんも多く現れました。首都北京では、繁華街の王府井、西単、そして、中國のシリコンバレーとされる中関村地區に、それぞれ一つ大きな図書ビルがあります。

 王府井には王府井外文書店、西単には北京図書ビル、中関村には中関村図書ビルがありますね。いずれも総合的な大型書店で、何階もあり、図書のほかに、文房具や音楽のCD、DVD、電子辭書、攜帯電話など、一部の家電製品も取り扱っています。王府井にあるのは外文書店ですから、外國の本や雑誌、辭書などが揃っています。一部外國版の本もありますよ。また、西単の図書ビルはちょっと庶民的で、中関村図書ビルの場合は、IT関連の技術類の本がよく揃っていますね。場所によって品揃えも異なってきますね。いつも立ち読みの人でいっぱいです。特に、いま、夏休みに入ってから、子供が圧倒的に増えましたね。中関村や西単の図書ビルでは、椅子の提供もしています。しかし、読む人はいっぱいいますけど、買う人はやっぱり少ないようですね。さらに、一部の人は本屋さんで気に入った本をザット見て、後ほどネットショップで買うようにしています。ですから、立派な表の裏、これらの大型書店でも経営難に直面しています。

 大型書店さえ経営難に悩まされているなら、個人経営の小さい本屋さんはより厳しい苦境にさらされているでしょう。情報化社會が進む今日、人點はパソコンや攜帯電話で電子版の本や雑誌を読むようになっていますから、紙媒體離れの現象は深刻ですね。本の定価は同じですけど、ネットショップなら、魅力的な割引がありますので、やはりこちらのほうがお得ですね。個人的にはやはり紙の本が好きなんですけど、ネットの便利さにはかないません。インターネットの普及によって、書店への衝撃もかなり大きいものなんですね。

 広州の連合書店はこのほど開業1週年を迎えましたが、経営難が続いたため、閉店に追い込まれました。 また、今年の初め、16年の歴史もある北京大學の文化人が経営している文學書店「風入松」も家賃の上昇に耐えられず、一時休業を発表しました。さらに、數年前、北京で大きな話題を呼んだ「第三極書店」もいま、とうとう倒産したということです。

 確かに、ネットショップと比べると、本屋は流通費用や人件費、電気代など、より多くの経営のリスクにさらされていますね。業界の集計によりますと、ここ10年、中國では、5割近くの個人経営の本屋は倒産し、経営難はますます深刻になっています。昔、大學の周辺ではいろんな小さな本屋さんを見かけましたが、今、こんな光景は見られなくなりました。

 多くの本屋さんはいろいろと考えて、特色のあるサービスを出しています。例えば、中関村図書ビルは「マイブック」というサービスを打ち出しています。図書ビルの會員に加入すると、電話一本でほしい本を注文して送ってもらえます。しかも、定期的に読書會を開いて、ベストセラーの作家を招いて読者と交流の場を設けます。中関村図書ビルの関係筋によりますと、コストを減らすため、ビルのエスカレーターは毎日開店前の5分直前に稼動します。そして、エアコンも室溫によって調整しています。さらに、職員に配るペンなどの事務用品も大量削減したということです。

 大手図書ビルもコストの削減にいろいろと工夫しなければなりませんが、ましては個人経営の本屋は大変です。「単向街書店」は文學や美術関連の図書を中心に取り扱っている個人経営の小さい本屋さんです。家賃などのコストを減らすため、大學が沢山集中している北京北西部の園明園から、東郊外の住宅団地に引っ越しました。そして、単純の本屋から、コーヒーなどをも販売するカフェにリフォームしたんです。単純な本屋さんより、くつろいだ空間のあるカフェ本屋、こっちのほうはむしろ都市生活者には好まれるんじゃないですか。実際の業績を見ると、いま、図書の販売収入は利潤の僅か20%ぐらいで、50%以上の収益はカフェの収入によるものだそうです。また、住宅団地という立地を生かして、本や雑誌のレンタルもしています。

 何といっても、昔から、中國では、本は人間の「精神の食糧」と言われています。本屋さんはまさに精神的なレストランに例えられるでしょう。いま、各地で様點な美味しいレストランがありますけど、精神的なレストラン、消えてほしくないですね。文化の多様性の保護としても、都市の本屋さんを見守っていきたいですね。本屋さんの姿が消えてしまった都市は無機質なものだと思います。(「イキイキ中國」より 08/04)

関連ニュース
寫真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱點
快楽學唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS