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中國人の「新婚寫真」①──歴史と変遷

2011-10-20 10:42:47     cri    


























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 10月の中國は至る所に新婚ムードが漂っています。なぜかというと10月1日から7日まで、國慶節、つまり建國記念日の七連休があるからなんです。天高く馬肥ゆるこの季節、披露宴を行う新婚さんは大勢います。市內の公園や郊外の風光明媚な場所へ行くと、新婚寫真を撮っているカップルの姿も多く見かけます。

 中國では、新婚寫真は様點な種類がありますよ。寫真屋で撮るものもありますし、屋外で撮るものもあります。西洋風の白いウェディングドレスのほか、中國の伝統的なチャイナドレス、若しくは昔の軍服など、いろんな衣裝がありますし、いろんなジャンルや場面設定があります。中國人の披露宴に出席したとき、會場の入口で、必ずと言ってもいいほど新婚さんお二人の新婚寫真が飾られていますね。しかも、大きく引き伸ばされポスターのようになっています。綺麗なお化粧と衣裝、ほとんどスターかと思うぐらい豪華ですよ。

 実は中國では、新婚寫真と言えば、二つあるんです。一つは入籍手続きをする際に必要な、結婚証明書に貼るための証明寫真。赤地に二人の胸から上の姿が映ったもので、とても正式な感じです。もう一つは先ほど紹介した披露宴の會場を飾るための新婚寫真で、數百枚以上も撮った中から數十枚選びます。何著も衣裝を著替え、いろんなポーズを決めて撮影します。室內のスタジオで撮ったものと、屋外で撮ったものからなります。このような新婚寫真は新婚の記念アルバムを作るほか、披露宴の會場を飾るポスターや、披露宴の招待狀などに使われるんです。

 実は、中國で新婚寫真の歴史は清の末期まで遡ります。1839年、フランス人の畫家、ダゲールさんがカメラを発明しました。それからしばらくすると、香港や広州に寫真屋が現れました。有名な収集家の馮忠寶さんの収集した新婚寫真によると、1910年、新婚寫真はすでに中國人の披露宴に使われていたということです。新婚寫真が中國で現れたのも西洋文化による影響ということです。そして、1930年代になると、中國の新婚寫真は披露宴で親友と一緒に撮った集合寫真から、結婚する二人だけの新婚記念寫真へと変化してきました。そして、新中國が成立してから、このようなトレンドが拡大し、披露宴の會場ではなく、わざわざ寫真屋へ行って新婚寫真を撮るカップルがどんどん現れ始めたというわけです。

 當時の中國でわざわざ寫真屋へ行って新婚寫真を撮る人は、きっとおしゃれな人だったんでしょう。今年85歳の女性、皮素蓉さんもその一人です。皮さんの話によりますと、當時、彼女と旦那さんの家庭條件はそれほど恵まれていなかったものの、寫真屋へわざわざ行って、人生で大事な一瞬を寫真で記録したということです。皮さんのコメントです。

 「私は1952年に結婚しました。親戚を呼んで簡単な食事をしましたが、やっぱり何か記念に殘るものがほしくて、主人と相談して寫真屋へ行って新婚寫真を撮りました。衣裝は寫真屋のもので、主人は背広、私は白いウェディングドレスでした。そして、寫真屋さんにお化粧もしてもらいましたよ。白黒の寫真一枚だけですけど、とても貴重なものなので、人生の大事な一瞬を記録できてよかったです」

 女性なら、誰でも自分の花嫁姿を記録したいと思いますよ。はかない青春っていうが、一番きれいな瞬間というか。年をとれば撮るほど、若い頃の寫真を見れば、感慨深くなるでしょう。きっと。でも、いまの新婚寫真は數百枚以上も撮影するのに比べ、當時は1枚だけ、しかも白黒、やっぱり素樸ですね。そのとき、寫真屋で寫真を撮ることは、非常に贅沢なことだったんです。1950年代の中國、寫真屋以外、カメラを持っている人がいなかったかもしれません。

 そして、1960年代から70年代には背広の代わりに、人民服が新婚寫真に登場しました。花嫁は白とか、緑、青、灰色のシャツを著て、とても素樸な感じでした。當時の中國、軍服は一番おしゃれな新婚さんの衣裝だったそうです。その時の新婚寫真はまだ白黒のものでした。しかも、一部には毛沢東主席の語録が印刷されたものもあるんです。(つづく 「イキイキ中國」より)

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