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中國、米國留學ブーム

2012-11-01 14:32:26     cri    


























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 皆さんは留學された経験がありますか。もし若い頃、留學のチャンスがあれば、どの國に憧れますか。中國では、留學ブームがますます盛んになっています。異國の文化や風俗習慣、ライフスタイルをこの目で見てみたいし、世界へ冒険に行くっていう好奇心はどの國の若者でも同じでしょうね。でも、最近、中國の留學ブームにはアメリカへ行く學生の數は急激に増えています。

 國際教育協會の統計によりますと、2010年から2011年にかけて、、アメリカで留學している中國人學生は前の年より23%も増え、15萬7558人に達しました。これは、世界留學生総數の21.8%を佔めており、二位のインド留學生より5割も多いということです。ちなみに、中國人留學生の數は2009年から2010年にかけて初めてインドを超え、世界一となったのです。

<中國人の米國留學の歴史と特徴>

 ① 中國人のアメリカ留學ブーム、実は最近のことではなく、6年前(北京五輪前)から始まりました。國際教育協會の統計によりますと、およそ2006年か2007年前後、アメリカへ留學に行く中國學生の數が急激に増えました。それまでの6、7萬人から15萬人ほど増えたのです。

 ② また、中國教育省のデータでは、2011年度、海外留學に行く中國學生は33萬9700人ぐらいで、そのうち、アメリカへ行く學生は半分ぐらいを佔めているということです。

 ③ さらに、アメリカへ留學する中國人學生のうち、ほとんどは本科生です。國際教育協會のデータによりますと、いま、アメリカにいる留學生のうち、中國人は一番多いですが、主流は本科生です。これと違って、二位のインド留學生のほとんどは大學院生だそうです。一部の學生は國內の大學受験の激しい競爭を避けるため、海外留學を選んだようです。言い換えれば、海外留學は國內の受験教育の逃げ口になっているのです。

 ④ また、もう一つの特徴は、これらアメリカへ留學する中國人學生のほとんどは自費留學だそうです。國際教育協會のデータでは、アメリカにいる中國人留學生のうち、本科生の81%(8割以上)、大學院生の49%(半分近く)は自費留學だそうです。

 確かにここ數年、中國では貧困の格差が大きくなって、富裕層が拡大していますが。それにもかかわらず、アメリカ留學に行く學生のうち、一般家庭の子供も多いようです。一人っ子政策の中國では、一家の希望は子供に託していますので、親はいくら節約して苦労しても、子供の教育費用を絶対に惜しくないんですね。

 盛んになりつつある中國學生のアメリカ留學ブーム、その背後には多くの憂慮が隠されています。

 ① 留學費用の高騰

 経済危機に悩まされているアメリカ、留學費用も次第に高くなっています。一部の公立大學にとって、政府からの教育予算が削減され、基本運営を維持するため、やむを得ず學費の上昇を選びました。2008年下半期から、連続3年間、アメリカの公立大學の學費や雑費の値上がり幅は私立大學を上回りました。各州の學費の上昇幅はそれぞれですが、カリフォルニア州、フロリダ州、ニューヨークとワシントン州では、公立大學の學費上昇幅はいずれも15%を超えたということです。

 経済危機を緩和するため、公立大學も私立大學も國際留學生を大歓迎し、応募人數を拡大しています。

 留學が負擔する學費や雑費などはアメリカ人の學生より多いようですね。聞いた話では、ほぼ3倍になるということです。また、「ニューヨークタイムズ」のある調查では、四分の三のアメリカ人はいまの學費は一般のアメリカ家庭にとっては非常に高いと答えていますが。アメリカ家庭にとっても高いなら、中國人の一般家庭にとってはとっても大変でしょう。

 ② あるインターネット調查では、アメリカへ留學するなら、一般の中國人家庭は4年に200萬から300萬元(日本円で3000萬円から4000萬円ぐらい)かかるということです。また、アメリカ商務省のデータでは、2010年、中國人留學生は合わせてアメリカに39.66億ドル(學費と生活費累計)を貢獻し、すべての留學生の18.6%を佔め、1位を佔めたということです。

 日本の大學で入學から卒業までにかかる費用は一般的には1000萬円ぐらい。うちの娘は、大學を1年休學して、カナダに1年間、語學留學したが、それでも、親の負擔は大きかった。まして4年間の留學で、大學の授業料も上がっているとなると、富裕層が増えている中國と言えども、相當な負擔になるのでは?

 200萬か300萬、中國の一般家庭にとってはすごい大金ですね。でも、このお金、いま北京や上海では、100平米のマンションを一つ買うにも足りないものですから、富裕層にとってはたいしたものではないかもしれませんね。

 ③ 富裕層の留學心理

 中國の興業銀行は今年3月に発表したある報告書によりますと、中國では、億萬長者のうち、9割は子供を海外留學に行かせたいということです。また、85%の富裕層は子供の教育費用を家庭支出のTop3に選んだことも分かりました。その理由には、アメリカの學歴は「成功」のシンボルの一つだと挙げられています。志摩さんはこのような親の心理を理解できますか。

 経済発展が続き、社會も、家庭も上昇志向の強い中國の特徴が良く出ているのでは、社會での子供の成功に対する親の投資意欲がとても高いと言う気がする。日本でも、高度経済成長の時代は人點が、とにかく前に前にと進んだが、今は、価値観が多様化して、そこそこの暮らし、その人なりの暮らしを求める時代に変化してきている。

 中國はあんまりにも人口が多いため、國內の受験競爭は激しく、名門大學に入っても専攻によって、卒業してから良い職に就かない恐れもあると言われています。

 ④ 留學教育仲介機関の不正運営

 日増しに増えつつあるアメリカ留學のニーズに伴い、一部の留學仲介機関の不正運営も話題になっています。金銭で學位を與える大學、ディプロマ・ミルのことを中國語では「野鶏(やけい)大學」と言いますが、統計では、世界中691ヶ所の野鶏大學のうち、半分はアメリカにあるということです。不正の留學仲介機関や野鶏大學に騙された學生も大勢いるようです。

 各項目に受けて、二人のコメント

 今、中國の若者たちが世界に出て、はばたくことは、はすばらしいこと。ただ、本當の中國の発展につなげるためには、肩書きとか、そういうことではなく、様點な価値観や、生き方を學んで、幅の広い國際人を目指してほしいですね。世界は広いものです。若いうちに外國の教育様式や考え方、風俗習慣などをいろいろ體験して、優れた文化や知識を身につけたほうはきっと人生のためになります。ただし、海外留學は親の命令ではなく、自分の夢につながるはずです。金銭面のことや様點なリスクが伴っていますので、行く前によく覚悟しなければなりません。(11月1日OA『イキイキ中國』より)

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