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中國で最も競爭の激しい試験、「國考」にスポット

2012-11-22 10:14:27     cri    


























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 中國では、國家公務員試験は年に一度行われます。今年は先月の24日が參加申込みの締め切りでした。応募者は150萬人に達し、そのうち、138萬3千人の受験資格が審查を経て確認されました。しかし、今年、國家公務員の採用人數は僅か2萬人近くで、競爭率は65.6倍になります。一部の部署では1萬対1の競爭率に達したそうです。

 中國の大手検索エンジン「百度」に「公務員」というキーワードを入力すると、全國各地で様點な公務員試験の受験トレーニングやセミナー、試験問題の情報など1億以上の検索結果が出ます。中國は、世界的にも有名な科挙制度と言う公務員試験があった國ですから、國家公務員に対する関心と言うのは、高いのかもしれませんが、それにしてもネットの検索結果が1億以上というのは國家公務員試験に対する関心の深さと、広さ、広がりを示しているのでしょうね。

 一部の學生は大學三年生から公務員試験の受験を始めました。彼らは例年の試験問題を分析して、高い點數を取れるコツやノウハウなどを研究しています。極端な例ですが、一部の學生は公務員試験受験のために、大學三年や四年生の授業をサボったりしています。その理由について、「大學に入る目的はいい仕事を見つけるためで、公務員試験に合格すれば、大學の単位を少し諦めてもいい」ということです。

 日本でも、就職活動はどんどん早くなっていて、去年経団連が就職活動の解禁を3年生の12月以降にすると発表したのですが、実質的には歯止めがかからない狀態。背景には就職難もあり、少しでも多くの企業に、早くからアタックしようと言う學生の気持ちもある。就職難を背景に、公務員試験も人気が高まっていると言われているが、レベルの高い、國家公務員試験の倍率は、日本ではあまり大きな変化が無く、どちらかと言うと下がる傾向。國家公務員試験は、難しいし、大変だと敬遠される傾向があるようだ。中國で、今國家公務員試験に人気があるのはなぜ?

 <國家公務員の魅力>

 ① 賃金が高くないけど、いろんな福祉待遇が優れている。(法定の有給休暇が保障できるし、醫療や養老が保障できる)これは、日本も同じですね。 在職中もそうですが、定年後の年金とか老後の保障の安心感も、大きな魅力になっているような気がする。

 ② 安定感がある。一度國家機関に入って國家公務員になれば、犯罪を犯さない限り、首になることはほとんどない。一生の仕事が保障できる。これに対し、外資係企業の競爭は激しいし、世界経済が不況の中、リストラになるリスクが増している。日本でも、これまでは、大企業に就職すれば、定年まで安心だみたいな感覚があったが、今では大企業でも人員整理や、早期退職を促されるなど、先行きは不透明。公務員の安定感と言うのが、魅力を増しているのは確か。

 ③ 人點に尊敬され、社會的地位が高く、尊厳や面子のある職業とされる。一家の誇りになる。

 ④ 人生の舞臺が広くなる。中國の発展に伴い、中國政府と世界各國との交流も盛んになっている。國家公務員は中國の代表として、グローバルな舞臺で活躍する可能性がある。

 今、言った世界の舞臺で活躍できるという動機はなかなか、夢があって若者らしいが、現実では安定志向の結果、國家公務員の人気が高まっているというほうが圧倒的に多そうですね。イメージ的には、若者たちは自分の夢を追い、、安定的な暮らしをあまり好んでいないみたいですね。しかし、いまの若者たちは大學を卒業する前に、すでに安定感のある人生を求めようとしています。すごく理性的で、現実主義になっていますね。これはある意味では、しっかりした考え方を持ち、大人らしくなったと言われますが、一方では、冒険心や好奇心が失いつつあるような気もします。何といっても、現実と夢、そのバランスの維持はそもそも難しいことですね。

 <日本の國家公務員試験>

 日本では、公務員は若者にとって、魅力的な仕事ですか。いま、公務員になりたがっている若者が多いですか。

 2008年の『リーマンショック』の後、公務員の人気は増加傾向のよう。ある就職調查會社の就職活動をしている學生へのアンケートでは、『公務員になりたいと思ったことがある』と答えた學生は52%にもなった。理由では『長く努められる』が43%『リストラされない』が38%。この數字を見ると何よりも、安定志向がその背景にありそう。公務員の中でも『市役所、區役所職員』と言うのが一番人気。あまり高望みをせず、そこそこのところでと言う意識が、ここからも見て取れる。

 日本では、公務員になりたければ、試験に參加する必要がありますか。

 國家公務員試験の場合一次試験から始まって、四次までの試験がある。問題の難しさもさることながら、4回の試験をくぐりぬけていくというのは、體力的にも、精神的にも、相當大変だと思う。

 地方公務員試験でも、一次、二次試験があり、公務員になるための受験學校に通う人も多い。

 日本では、公務員は何か特別な魅力や優遇がありますか。

 中國と似た要素が多いと思う。給料自體は民間の大手企業よりも、低いところが多いが、景気の波で、給與水準が下がることが、民間企業より少ないことや、週休2日制、育児休暇、産前産後休暇など、福利厚生面での充実が大きな魅力といえる。午後、5時には、しっかり帰れる部署も多く殘業のストレスが少ないというのも、魅力の一つ。

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