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「ギャップ・イヤー」ブーム

2012-12-06 13:22:16     cri    


























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 ギャップイヤーとはもともと、高校卒業から大學入學までの期間、あるいは大學卒業から大學院への進學までの期間のことを指します。英語圏の大學の中には、入試から入學までの期間をあえて長く設定して、その間に大學では得られない経験をすることが推奨されています。この時期にアルバイトなどをして今後の勉學のための資金を貯める人も多いし、外國へ行って、ワーキング・ホリデーを過ごしたり、語學留學したり、あるいはボランティア活動に參加する人も多いのです。

 最近、中國では「遅刻のギャップイヤー」というベストセラーが大ブレイクしました。作家の孫東純さんは2萬元を持って、13ヶ月間NGOボランティア活動に參加し、1年間の旅をした経験を一冊の本にまとめました。中國で初めて「ギャップイヤー」という言葉を使い、若者の間では話題となっています。

 ギャップイヤーは西側諸國では非常に流行っていますが、アジア諸國では余り知られていないようですね。とにかく、若者が卒業する前、或いは就職の前に、1年間ぐらい長い旅をしたりボランティア活動に參加したりして、見聞を広め、社會的な経験を積み重ねることを指しますね。


孫東純さんと日本人の奧さん

 孫東純さんの「ギャップイヤー」はもともと3ヶ月間の計畫でしたが、実際は13ヶ月間続きました。彼は中國からタイ、ラオス、ミャンマー、インド、パキスタン、ネパールを訪れ、現地のNGO組織と連絡して、ボランティア活動に參加してきました。「若いうちに、できるだけ多くのところを訪れ、多くの人を助けることは、他人のためにもなるし、自分のためにもなる」と孫さんはこのように感想を述べています。孫さんはとても、多くの経験を海外で得て、それは、きっと人生の寶物ですね。特に中國では今まで、こうした若者は少なかったでしょうし、著しい経済成長の中で、こうした若者が生まれてくるのは、何か時代の必然と言う気もしますね。なかなか勇気のある若者ですね。確かにいまのような受験社會では、勉強の目的は早く単位をとっていい職業に就くことになりつつありますね。學生さんたちもますます現実的になっています。旅をして、いろいろと苦労して社會的な経験を積み重ねることはキャンパスでの勉強より、多くの生活知識やノウハウを身につけられるでしょう。

 孫さんの物語に勵まされ、いま、中國では多くの若者はギャップイヤーに興味津點です。インターネットでは、「ギャップイヤー」を催す専門のサイトまで誕生しました。名前は「ギャップイヤー旅行ネット」です。多くの若者はこのサイトを通じて、自分と同じ夢を持っている仲間を探し、一緒にギャップイヤーの旅に出かけることにしています。さらに、わざわざ1年間休學してギャップイヤーに出かける學生も現れました。彼らの特徴の一つは、親から少しの旅の資金を借りて、旅先でボランティア活動やアルバイトをしながら、旅を続けるということです。一人ならちょっと寂しいけど。同じ趣味や夢を持っている若者同士が一緒に旅をすれば、親側も安心できますし、本人も心強くなるでしょう。こんな特別の旅を一緒に體験すれば、一生の友人になるでしょう。

 ネットで調べたら、日本ギャップイヤー推進協會と言うのがあって、ギャップイヤーの制度を日本の大學の標準整備にしようと書かれていたので、日本ではまだこれからの制度のようだ。ただ、ギャップイヤーと言う制度の中ではないが、人生の武者修行に海外に出かける若者は、日本でも決して少なくない。そうした人たちには、決められた、人生のカレンダーを歩むのではなく、人生のカレンダーは自分で作り上げていくのだと言う気持ちの人が多いような気がする。そうした人たちは、外國で、多くの友情を育んでいくのでしょうね。

 では、なぜギャップイヤーの理念は中國で多くの若者に受け入れられ、人気になったのでしょうか。その魅力はいったいどこにありますか。「遅刻のギャップイヤー」の作者である孫さんの意見は「いまの中國では、都市生活のストレスがあんまりにも大きいから」ということです。

 勉強や就職のプレッシャーが大きくなり、都市部での生活コストがどんどん高まっています。社會人になる前に、自分に一つのロングバケーションを與えたいと思っている若者が大勢います。また、孫さんのような、就職した若者も仕事をやめて、ギャップイヤーの長い旅に憧れています。その理由は依然として生活プレッシャーが大きく、しばらく現実から逃げ出したいということです。

 2010年の「中國都市部サラリーマンの健康白書」によりますと、都市部で暮らしている76%のサラリーマンは「亜健康狀態」、つまり「病気と健康の間」にあるということです。北京や上海のような大都市では、6割以上の若いサラリーマンは過労で、ストレス発散の方法には、9割以上の若いサラリーマン「自然豊かなところへ遠足とか旅行に行くこと」を選びました。

 ギャップイヤーが、現実からの逃避といってしまうと、何かさびしい気もしますが、現実的にはそういう側面もあるでしょうね。ギャップイヤーは一つの理念で、丸1年間旅に出るのではなく、しばらくの間、都市生活の煩わしさから逃げ出して、自分の體と心を寛ぐための口実になっているようです。

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