先點週は、中國の渡り鳥の保護についてその前半をご紹介しましたが、今日はその後半です。
中國の國內メディアが渡り鳥の移動中の安全について集中的に報道したので、人點もこの「空からのお客さん」に関心を寄せ始めました。北京市の「新京報」は人點に渡り鳥のことをもっと知ってもらおうと、1ページを割いて渡り鳥の移動経路を紹介しました。
それによりますと、渡り鳥の移動経路は世界に8本あるということです。その中、3本が中國を通過します。1本はロシアと日本、朝鮮半島と中國の東北地域と華北地域で、水鳥が繁殖する春と夏に中國東部沿海部を通過します。
この他西路線は、內蒙古や甘粛、青海、寧夏で棲息している渡り鳥が秋に四川盆地と雲貴高原に向かうルートです。新疆地域にある濕地で暮らしている水鳥の越冬ルートもこの西路線に屬しています。3本目は中部路線で、內蒙古の東部と中部草原、華北西部、陝西地域で繁殖する渡り鳥が四川盆地か、それよりさらに南の地域に行くルートです。
中國環境保護省の資料によりますと、渡り鳥の大部分は濕地で生活しています。渡り鳥の保護を強化するため、中國は420あまりの渡り鳥保護エリアを設けており、その総敷地面積は約3200萬ヘクタールに達しています。
中國野生動物保護法は、國家重點保護野生動物の不法な狩猟と違法取引、及びその製品の取引を明確に禁止しています。しかし、密猟者はこういった國の法律などを無視しています。
関連の研究報告書によりますと、毎年、中國では40種類の水鳥8萬羽が殺害されているということです。
この狀況について、中國野生動物保護協會の趙勝利事務次官は、「國民の渡り鳥への保護意識は徐點に向上していますが、営利目的で野生動物を狩猟する人もいます。また、一部の地域では、野生動物を食べる習慣も殘っています。こういったことが、鳥類の密猟にマーケットを提供しているのです。」と述べています。
最近に発生した渡り鳥の毒殺事件に対して、中國國家林業局の印江副局長は関連會議の席上、「野生動物の保護と生態係建設が脅かされているので、各地は渡り鳥など野生動物の保護と管理を強化するべきだ」と求めています。
現在、多くの地域では、各地の公安や民間機関、ボランティアは連攜して活動し、密猟者に厳しく対処しています。
つい最近、50社あまりのメディアは、渡り鳥の保護連盟を設立し、各地で発生した渡り鳥の棲息地の破壊、渡り鳥の殺害などについて、より詳しく報道しています。
渡り鳥が快適に暮らせる場所。それは、私たちにとっても快適な場所であるにちがいありません。
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