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キーワードで振り返る2013年の春節

2013-02-20 15:55:56     cri    

 中國人の暮らしで、今でも最も大事な祝祭日は言うまでもなく舊正月の春節です。昔は春節の1か月も前から年越しの準備に入り、お祝いは舊正月の十五日まで続きました。今は、大みそかから7日間の大型連休で休みは明けますが、年越しのお祝いムードはなんとなく舊暦の十五日まで続きます。

 2013年の春節(西暦2月10日)にどのような新しい動きがみられたか。5つのキーワードで振り返ってみましょう。


 ■春節の夕べ

 大みそかのCCTV(中國中央テレビ)で放送される「春節の夕べ」は日本でいうと、「NHK紅白歌合戦」のような番組です。今年は全國で7億5千萬の人が見ていたといいます。

 今年の「春節の夕べ」には、初の外國人女性歌手としてカナダのセリーヌ・ディオンが招かれました。このほか、ギリシャ出身のピアニスト、シンセサイザー奏者のヤニー、トルコのダンサーなど海外のアーティストがたくさん招かれ、外に目を向けるようになった中國の視線が強く感じられました。CCTVの番組のみならず、各地方局でも外國人アーティストを招くようになっています。たとえば、昨年、あの馬ダンスで世界に旋風を巻き起こした「江南スタイル」の韓國歌手のPSYも上海の「東方衛星テレビ」の春節特番に招かれました。

 このほか、CCTVのニュースチャンネルでは7日間連続で世界各地の特派員が各國の地理、人情、人點の暮らしをリポートする特集番組も放送されました。

 

 ■中國人の海外旅行

 昨年、海外旅行をした中國人はのべ8000萬人を超えましたが、この春節連休中も多くの人が海外で過ごしました。

 中國経済網によりますと、この連休中、旅行社主催の海外旅行ツアーの參加者は延べ400萬人に上っており、去年の同じ時期に比べて40%増えています。訪問先の9割がアジアで、人気の高い旅行先はタイ、韓國、香港、マカオ、台灣の順となっています。

 タイでロケしたコメディ映畫『Lost in Thailand』が昨年末に上映され、爆発的にヒットしましたが、その宣伝効果もあり、この春節連休中、約10萬人の中國人観光客がタイで春節を過ごしたといいます。それによりおよそ1億4千萬ドルの観光収入がもたらされたということです。

 數年前の『狙った戀の落とし方。』(原題: 非誠勿擾)』で起きた中國人の北海道観光ブームをほうふつさせますが、今年は中日関係の冷え込みの影響で、以前は人気訪問先に必ず出ていた日本の名が見られません。共同通信の報道では、2012年10月以降、訪日した中國人観光客を月平均で見ると、昨年同期より30%以上減っており、春節連休中にも目立った変化は見られなかったということです。

 ちなみに、昨年、中國人観光客が海外で消費した金額は対前年比35%伸びの850億ドルで、アメリカのエネルギー大手エクソン・モービル社の2012年の売上げの2倍に相當する額となっています。この春節期間中の詳細な數字はまだ発表されていませんが、中國銀聯によりますと、この9日から15日まで銀聯カードの海外取引額は昨年同期より33%増えたということです。

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