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穏やかな都市・フフホト

2012-06-01 17:20:32     cri    

   

 中國北部內蒙古自治區には49の民族が集まり住んでいます。內蒙古自治區の首府フフホト市では各民族が互いに支援し、共同に発展しています。

 居住環境を改善するため、フフホト市は2003年から市の建築面積の3分の1を佔める1400萬平方メートルの古い建物を取り壊し、新しい家屋を建てました。

 今年73歳の漢族の李桂英(女性)さんはフフホト市で、すでに50年間住み続けてきました。彼女はここの移り変わりをその目で見てきました。李さんは、「私は1957年に、主人と一緒に山西からここに來たのです。當時、ここには樹木のほか、家屋は見えませんでした。現在の建物はすべて、この20年間に建てられたものです」と話してくれました。

 6年前、フフホト市では、高さ50メートル以上の建物は、30棟しかありませんでした。今日、すでに500棟を越え、市內の道路は平らで、広く、縦橫に走っています。

 李さんの子供は皆結婚し、お孫さんも仕事をしています。彼女と旦那さん2人は75平米の家に住み、年金があるので、生活に心配事はぜんぜんなく、毎晩、ご飯の後、団地の芝生で隣人たちと一緒に楽しく歌を歌ったりして、楽な生活を送っているということです。

 市民の生活をより豊かにするため、市政府はこれまで、退職した労働者の年金を6回に渡って引き上げたほか、清掃労働者の給料を上げました。そして、住民の生活最低保障金、醫療保険、失業保険など社會保障システムを整備しました。

 フフホト市は多民族が居住している都市で、発展を図ると共に、地元政府は各民族の文化を保護してきました。ここ數年間、昭君博物館、大召寺、五塔寺、公主府などの名勝古跡を修繕したほか、イスラム民族と蒙古族の風格を持つ商店街を建築しました。

 新疆の若者アリムさんはイスラム商店街で商売をしています。アリムさんは、「1年前から、ここでシシカバブを販売し始めました。ここには多くの民族の人點がいるので、シシカバブは大人気なのです」と話しました。

 フフホト市委員會の韓志然書記の話によれば、民族団結は調和の表れです。蒙古族の人點の胸は広點とした草原のように、いかなる文化と民族をも包容しています。蒙古族では、キリスト教、仏教、イスラム教などの6大宗教が共存しているということです。

 フフホト市政府は教育を非常に重視しています。ここ數年、小中學校や幼稚園を多數建設しました。これによって、よそからの出稼ぎ労働者の家庭の子供の入學問題が基本的に解決されました。今17歳の薛佳琪さんはこのほど大學に入學しました。彼女は「私のクラスには59人のクラスメートがいます。うち、23人が蒙古族で、ほかにはオウンク族、オロンチョン族などで、皆は仲良く付き合っています」と話してくれました。

 フフホト市を含む內蒙古自治區では、改革開放後、政府は少數民族発展資金、立ち遅れた地區への支援金、少數民族地區の補助金、民族貿易と民族用品生産補助金などを與えています。そして、1000件に上る民族経済、教育、文化、衛生扶助プロジェクトも実施しました。

 內蒙古社會科學院の郝誠之教授は「皆が心を一つにすれば、泰山を動かすことも出來る。各民族が団結すれば、すばらしい未來を切り開いていくだろう」と語っています。(翻訳:トウエンカ)

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