北京
PM2.577
23/19
フィンランドのヘルシンキで、來月2日から4日にかけて、世界観光都市連合會(WTCF)とヘルシンキ市の共催による「香山観光サミット」が開催されます。今回は「スマート観光:観光都市の革新発展の道」をテーマとし、世界の観光産業の躍進的な発展を後押ししていきます。
サミットは、開幕式や基調演説、理事會、特別対話、テーマフォーラム、記者會見、取引會、展覧會、閉幕式などが行われます。世界各國の観光相や市長、國連世界観光機関(UNWTO)、上海協力機構(SCO)などあわせておよそ40人が出席するほか、およそ60カ國あわせて100ヵ所近くの都市から500人余りが參加するということです。
期間中に行われる特別対話では、「スマート観光の都市の革新と実踐」、「資源の統合による観光地のスマートな発展」といった話題をめぐって、スマート観光と都市の発展の高め合いについて話し合いが行われます。
また、連合會は、國連世界観光機関と都市観光などについて協力を展開する覚書に調印するほか、「全世界スマート観光都市報告」や「世界観光都市発展報告(2019)」などを発表します。このうち、「全世界スマート観光都市報告」では、北京、ヘルシンキなどの6都市の事例や、マサチューセッツ工科大學やテンセント(騰訊)などによるスマート観光に関する研究や実踐を通じて、世界の観光発展へアイデアを提供する予定です。そして、「世界観光都市発展報告」では、資源の魅力、産業の競爭力など6つの面から、観光都市が発展する中で直面する課題を分析し、対策や提案を打ち出すほか、観光都市の総合ランキングと6つの部門における上位20都市を発表します。
この「香山観光サミット」は、観光産業の発展に取り組み、各代表の交流の場となっているほか、都市や団體などのための資源や商品のキャンペーンの場ともなっています。期間中、取引會や展覧會なども行われ、會員となっている凱撒旅遊、衆信旅遊、攜程旅遊網、途牛旅遊網、中國國際旅行社総社、中國旅行社総社、中青旅控股公司など18社の旅行會社が各國の企業と商談を行います。
今回のサミットを主催する世界観光都市連合會は、北京で発足し、世界の多くの観光都市や旅行會社とともに結成した、都市を主體とする世界的な観光団體です。2012年の発足以來、「香山観光サミット」を7回開催しており、會員數は當初の58社から218社に拡大しています。(玉華、森)