北京
PM2.577
23/19
中國は、経済や社會の発展及び人口狀況を踏まえて、食糧確保のための最低限の耕地面積を1億2000萬ヘクタールとしています。
習近平國家主席はこれについて、「最低ラインをしっかりと守り、食糧を中心とした重要な農作物の供給を確保する必要がある。これは第19回黨大會における農村振興戦略の大切な任務だ」と改めて強調しました。
習主席はまた、「地方政府は、土地を法的に管理する體制を整え、違法な行為を許さないよう責任を持つべきだ」と述べました。
生態環境の優先とエコな開発は、中國が質の高い発展を進める新しい方法です。農村部でこれを実施するには、まず住環境を改善する必要があります。これは、中國の最高指導者である習近平國家主席からの全人代の代表への回答の一つです。
中國は、去年から3年計畫で農村部の生活環境の整備に取り組んでいます。習主席は、この事業を著実に推進し、農業の環境保護や汚染対策に努め、また農作物の産地の環境モニタリング體系を整備して、庶民が安全で信頼できる農産物を食べられるようにすべきだと強調しました。
習主席はこの日、全人代で、地方代表団の政府活動報告に対する審議に出席した際、農村振興に向けて、交通輸送や農業用水、飲み水、物流、ブロードバンドといったインフラ整備へ様點な民間資本の導入や支援をすべきだと述べました。
中國共産黨の第18回黨大會以來、中國の指導部は、豊かな暮らしへの農家の願いに注目しています。習主席は農村部を視察する都度、現地の農家に、何が必要かを尋ねます。道路の整備も大変気にしており、また「トイレ革命」や水道、電気、暖房供給の改善を訴え、中國の全面的な小康社會(いくらかゆとりのある社會)を築く中で1人の貧困者も見過ごさないよう繰り返し強調しています。
習主席は8日、北京で、「中國の近代農業は発展の餘地が多分にあり、今の農村は期待十分で希望のある場所だ」と述べました。農業の盛んな河南省の全人代代表と話し合った時に、「中國は今、都市と農村で人材や資本などが自由に行き來するようになっている。大學生のUターンも増え、また海外経験者が農村で起業のチャンスをうかがっている」と語りました。(任春生、森)