北京
PM2.577
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このほど発表された2022年度の全國十大考古學新発見の最終評価結果には、山東省済南市で発見された元代の張栄家族墓地が入っており、うち張栄墓は中國でこれまで発見された元代の墓の中で規模が最も大きく、構造が最も複雑で、壁畫が最も豊富なものとされています。
山東省済南市で発見された元代の張栄家族墓地の壁畫
この張栄家族墓地は32基の墓からなっており、れんが彫刻墓が5基、石室墓が9基、土洞墓が18基あり、作られた時期は元代全體を貫いています。墓室內はれんが彫刻が少なく、門樓と前、中、後の三つの室內壁はすべて彩色されています。墓の前後に雙門樓があり、八墓室からなるという構造は國內の元代の墓として初の発見です。出土品は磁器の碗や皿、瓶、容器のほか、香爐、銅鏡、陶俑など500點(セット)を超えています。豊富な壁畫の內容や陶俑などの副葬品は、元代の儀禮葬儀制度の研究において極めて高い価値があるとみられています。(朱、野谷)