中華全國商工業連合會と遼寧省政府の共同主催による、中國民間企業トップ500社の會合が29日午前に瀋陽で開かれました。
會合で、中華全國商工業連合會が上位500社を発表し、華為技術有限公司(ファーウェイ)が売上高6032億2100萬元(約9兆8300億円)で、トップを守りました。2位以下は蘇寧ホールディングス、正威國際、京東グループ(JD.COM)、山東魏橋グループの順となっています。
この會合は29日から31日まで3日間行われ、北京以外で開かれたのは去年に続いて2回目となります。
中國共産黨遼寧省委員會の陳求発書記はこの會合で、「遼寧省の経済は現在、安定成長を続けており、成長の質も次第に向上している」と述べました。
今回発表されたリストで、地元勢では大商グループ有限公司が売上高2808億元で10位に、大連萬達グループ株式有限公司が2018億元で17位にランキングされています。また500社のうち、東北振興戦略に関係した企業が全體の21.56%を佔める94社に達し、この割合は前の年より1.52ポイント増えています。
遼寧省はこのところ、ビジネス環境の整備に向けて、一連の重要な措置を講じています。発展環境の改善のほか、東北地方で初となるビジネス環境整備法を定め、全國で初めてビジネス環境整備監督局を設けました。
こうした政策面での努力により、行政面での職権を1000件以上廃止もしくは変更し、また登録手続きの大幅な簡素化やワンストップサービスの実施に力を入れています。これらの措置は民間企業から評価や支持を得ており、遼寧省商務庁によりますと、會合期間中に主なプロジェクトの契約が結ばれ、省內に1000億元以上の投資がもたらされるとのことです。
また期間中に、中華全國商工業連合會と遼寧省政府が「遼寧省の高品質な発展を推進する民間企業大會」や「遼寧総商會の発足式」などといった催しを共同開催する予定です。(洋、森)